逃げられない雑誌の山にも山男

遠野物語remix


売店でパンを買って快速急行に乗りこむ。
送品表をチェック。ティーン誌、幼年誌新学期スペシャル、
創刊号は北の国から仮面ライダーフィギュア、今日はもりもり。
でも、勝負は店についてから。それまでは、好きにさせてよ。


車中のとも。
読書猿『アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』(フォレスト出版


今日の抜書きは、「35 NM法T型」。
iPod で音楽も聞いてやる。まるっきり、
受験生気取りじゃないかな、これ。


扉をあけて、いざ、入荷した雑誌とご対面。
カゴ台車3台に、満載。覚悟していたとはいえ、
実物の姿には、ちょっとひるんでしまうね。
数えた梱包数が合っていただけで達成感。


店に出す分をおろして、残りはバックヤードへ。
まるまる2台分は、再び積みなおされて戻っていく。
木曜にはりなちゃがやってくるから、今日中に、
あのカゴ台車を空けなきゃならない。うむ。


さすがに、18時もまわってからの退勤。
なんとか、明日休んでもいいくらいまで整えたつもり。
かなり混んでいる車内で身を縮めながら、文庫を取り出す。


車中のとも。
京極夏彦柳田國男遠野物語remix』(KADOKAWA/角川学芸出版


餅を喰う坊主の話、怖い。
離森の長者屋敷の話も怖い。

そして、母を殺した家に、今も普通に暮らしている。(p.64)


なんちゅう怖い話だ。このリミックス具合、どういう意図で編まれたのかしら。
かなり面白く読んでいるのだが、元の『遠野物語』を読んでもこんな風に面白いのかしら。
そういえば、「遠野物語」も併録してる文庫があったって言ってたっけ。


2月が逃げていきます。