とりもどされるじぶん

車中のとも。
長田弘幼年の色、人生の色』(みすず書房

リフレッシュメント。リラクセーション。「リ」の場所としての温泉を、じぶんをとりもどす場所と考えれば、リリーディング、再読にもっともふさわしい場所は、温泉だろう。じぶんをとりもどすのになにより必要なのは、再読という読書行為だからだ。(p.9 「むかし、霧積温泉で」)


昔の読書の記憶を、こんなにも鮮明に思い出せるなんて、
すごいな、と思う。でも、案外自分にも、できるかもしれない。
そんな風にも思う。それにしても、とりもどされるじぶんって、なんだろう。