2015年に読まれた本のリスト
携帯を忘れて出かけた。
ツイッターしてないから、何ともない。
職場のPCから妻へメール。「また、ケータイ忘れました」
車中のとも。
『みすず 2016年1・2月合併号 読書アンケート特集』(みすず書房)
主に知っている本を拾い読んでいくが、
ときどき、目に飛び込んでくる文章に捕まって、
思いがけない書物を知ることにもなる。
2016年も終わる今さらながら、
2015年に読まれた本を知る。
気になった本。
長田弘『長田弘全詩集』(みすず書房)
長田弘『最後の詩集』(みすず書房)
小熊英二『生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後 (岩波新書)』(岩波書店)
阿部公彦『詩的思考のめざめ: 心と言葉にほんとうは起きていること』(東京大学出版会)
石井桃子『幻の朱い実(上)〈石井桃子コレクションI〉 (岩波現代文庫)』(岩波書店)
石井桃子『幻の朱い実(下)〈石井桃子コレクションII〉 (岩波現代文庫)』(岩波書店)
伊藤比呂美、福永武彦、町田康『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)』(河出書房新社)
岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社)
安藤宏『「私」をつくる――近代小説の試み (岩波新書)』(岩波書店)
岸本佐知子、三浦しをん、吉田篤弘、吉田浩美『『罪と罰』を読まない』(文藝春秋)
石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)』(講談社)
鶴見俊輔『「思想の科学」私史』(編集グループSURE)
長谷川康夫『つかこうへい正伝 1968-1982』(新潮社)
山口裕之『コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ』(新曜社)
辺見庸『1★9★3★7(イクミナ)』(金曜日)
長田弘が亡くなったのは、2015年だったか。
今年だったような気がしていた。鶴見俊輔も2015年に亡くなっていた。
何人もの人が、長田弘、鶴見俊輔の著作を挙げている。
宮地尚子が、「昨年の『みすず』「読書アンケート」から見つけた」と、
2冊の本を紹介している。こうして、少しずつ順送りに、
誰かが読んだ本が一年遅れ、二年遅れで読まれていく。
「今さら」とかいうことばは、無用だ。
『断片的なものの社会学』も、何人もの人が取り上げていた。
これは既読だが、読みなおしたい一冊。