いつか、いつだったか、いつのまにか
寝坊しそうになったが、ぎりぎり、
間に合いそうで、ゆっくり急ぐ。
寝室をのぞくと、赤子だけ目を開けていた。
赤子に手を振って、玄関へと向かう。
店に着くと、いつもある場所にカゴ台車がない。
え、そんなに雑誌入荷あるはずはないんだけど、
と思って視線を右へと向けるとありえないほど、
山積みになった段ボールが見えた、書籍の山だ。
知らないうちに学参祭が始まったのかと思ったが、
単なる連休中の便秘解消出庫だったようだ。
珍しく仕事がはかどり、早めに退勤。
帰りに、天王寺まで足を伸ばして、
来週のイベントの予約をしにいく。
当日、ギリギリの到着になるかもしれず、
手続きなど、済ませておきたかったからだ。
なんつって、当日は棚を見る余裕がなさそうだから、
今日、見てしまおうという魂胆。けれども、
やはり、噂に聞いて気になっていた本が、
あちらこちらに並んでいて、参った。
配架するKさんはこちらに気づかず、
まぁ、今日はいいかな、と思ったら、
会計中に見つかってしまって、
そのあと少しお話する。
前回は初めて、Kさんに会えない訪問となったが、
少しでもことばを交わせば、やはり刺激をもらえる。
今日、お話できてよかったな、と思う。
イベントも、楽しみだ。
【EVENT】本屋のキモである「棚作り」をテーマに開催する #あべの本棚編集術 第2回は5/11(水)19時より、とほん×ミシマ社の本屋さん×スタンダードブックストアの仁義なき選書対決!https://t.co/YiXMCDPsrh pic.twitter.com/B6grCtUqeD
— スタンダードブックストアあべの (@standardbook_a) 2016年5月4日
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
『これからの本屋』(書肆汽水域)
山下賢二『ガケ書房の頃』(夏葉社)
片岡義男『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』(光文社)
ザック・エブラヒム、ジェフ・ジャイルズ、佐久間裕美子『テロリストの息子 (TEDブックス)』(朝日出版社)
ピコ・アイヤー、管梓『平静の技法 (TEDブックス)』(朝日出版社)
若杉実『東京レコ屋ヒストリー』(シンコーミュージック)
100%ORANGE『SUNAO SUNAO 4』(平凡社)
黒田一樹『すごいぞ! 私鉄王国・関西』(140B)
バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティ、青木恵都『夜の木』(タムラ堂)
エラ・フランシス・サンダース、前田まゆみ『翻訳できない世界のことば』(創元社)
藤井光『ターミナルから荒れ地へ - 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学』(中央公論新社)
『これからの本屋』は、いつか、たられば書店で、
『ガケ書房の頃』は、明日ホホホ座で買う。
『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』
とうとう実物を触った。なぜかずっと会えなかった本。
読了。
本田『ガイコツ書店員 本田さん (1) (ジーンピクシブシリーズ)』(KADOKAWA/メディアファクトリー)
「いつでも辞められる」の気持ち、分かる。
いつだったか、そういう気持ちで働いてたことあった。
いつのまにか、通り過ぎたようだ。