雨降る青い月曜日

万年筆インク紙


すっと目が覚めた。
なぜだかは分からない。
毎朝すっと目が覚めたら嬉しいから、
その秘密が分かるといいのに。
ココアを飲んでから出かけた。


読了。
宮下奈都『はじめからその話をすればよかった (実業之日本社文庫)』(実業之日本社文庫)


「サンタクロースの息子」よかった。


手持ちの本を読み終えたあとは、
TL追ってても後ろめたさが少ないな。


購入。
片岡義男万年筆インク紙』(晶文社


帰り道、乗換駅にある小さな本屋さんに『文庫X』を発見して衝撃を受けた。
「文庫X」みたいな企画に手を伸ばすのは、わりとメンドウなこともあるだろうに、
そのメンドウを厭わず、売ることに対して能動的なスタッフがいるんだろうな、
ということがとても嬉しい衝撃。


車中のとも。
片岡義男万年筆インク紙』(晶文社


ビニールの袋からそっと取り出して、眺める。
書き下ろしエッセイ、ということを帯で知る。
そうか、書き下ろしなのか。とても嬉しい。


印刷された文字が青いことをTLで読んでいたが、
意識して見てもあまりピンとこない。これ、青なのか。
知らなかったら自分では気づけなかっただろうな。
「ブルーブラック」という言葉が出てきた。
ぼくの好きなシグノのシリーズでは、
ブルーブラックを好んで使っている。


雨もあがっていたので、あべのに寄道。
たしか、シンゴジラを見たとき以来だから、
8月以来3か月ぶりくらいになる。
今日は、店に入るなり、北村さんにばったり。
久しぶりに会えた好きな人の前では、
ついつい饒舌になってしまう。


手書きの紹介文を添えたフェア帯を巻いたちくま文庫たちに、
ひれ伏す。ここにも、メンドウを厭わない書店員さんがいる。
二人の人が選んだという通り、なるほど、筆跡も、2種類あるようで、
できれば北村さんの方を買いたいと思いつつ、どっちが北村さんの字か分からず、
けっきょく、なんか気になった本を買うことにした。あと、得地さんの新刊も。


購入。スタンダードブックストアあべの。
得地直美『神保町』(夏葉社)
山村修増補 遅読のすすめ (ちくま文庫)』(筑摩書房


車中のとも。
片岡義男万年筆インク紙』(晶文社


文字の青さにはさほど感銘を受けなかった僕だが、
本を閉じるとき、スピンの濃い青に気がついてその色合いに興奮した。


これはすてきな青だ!