『レコードと暮らし』が面白すぎる

レコードと暮らし


今シーズン初めて、首に巻く布を使用。
いつだか買ったネックウォーマーは行方不明。


車中のとも。
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)


最初の、タイトルのない挨拶のような文章、人さらいのおじさんかと思った。
魅惑的すぎる。怖いけど、ついていきたくなってしまう。ついていくことにする。


購入。
松田青子『読めよ、さらば憂いなし』(河出書房新社
村上春樹村上春樹 雑文集 (新潮文庫)』(新潮社)
コロナブックス編集部『202作家の珈琲 (コロナ・ブックス)』(平凡社
「待つ」ということ (角川選書)』(角川学芸出版
Discover Japan (ディスカバー・ジャパン) 2015年 12月号』(エイ出版社
『小さな出版社のもっとおもしろい本 (SAN-EI MOOK 男の隠れ家教養シリーズ)』(三栄書房
手芸の店 関西版 (えるまがMOOK SAVVY別冊)』(京阪神エルマガジン社


退勤後、デジカメプリントを頼む間、
ベンチでちょっと読む。


放課後のとも。
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)

この『記録』なんて言ってられない、物体としての念の濃度をどう消化すればいいのか。半世紀後の人間が手に取ろうとした時、触れることを戸惑わせるのに十分な存在感がすごい。(p.26)


「吉展ちゃん事件」のことが出てきた。脅迫電話の録音、
文化放送が容疑者に行った取材の録音もレコードになっているそうな。
聞いてみたい。本田靖春の『誘拐』*1のことも頭に浮かぶ。


退職する田渕捨夫校長先生のことば、凄い。
これも、レコードで聞いてみたくなる。
全文聞き取りを掲載、p.36〜38。


友人と心斎橋あたりで飲んだ後、
ちょっとだけ、スタンダードブックストア@心斎橋。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
渡部泰明『和歌のルール』(笠間書院
角田光代堀江敏幸私的読食録』(プレジデント社)
高橋源一郎動物記』(河出書房新社
高橋源一郎さよならクリストファー・ロビン』(新潮社)
飛ぶ教室 第43号 (2015年秋) (幅允孝編集号 ブックガイド 本と、その先。)』(光村図書出版
内堀弘ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)』(筑摩書房
小山力也古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』(本の雑誌社


『私的読食録』読書かと思いきや読「食」だった。
食べることと読むことって、いろいろ通じている気がしていて、
それは平松洋子や正木香子の文章を読んだときに、強く感じた気がする。
ツイッターでいろいろ本に関することを考えてるときも、けっこう、
食べることについて語っているような気になったりもする。
角田光代堀江敏幸の「読むと食べる」、どんな文章か、
気になる。


高橋源一郎の単行本、わりと店頭で実物を見る機会、少ない。
スタンダードブックストア@心斎橋、文芸書の単行本、
けっこう置いてますよね。嬉しいことです。
そういえば、文芸雑誌も置いてたな、昨日は。
なんかPOPとかもつけていた。確かに、小説好きにとって、
少年ジャンプやりぼん、コロコロみたいなものでしょうな。
新作をいち早く読みたいという。


『ボン書店の幻』これ、勝手に、マニアックな海外の書店の記録、
みたいな本だと思っていたのだけれど、日本の出版社のことなのよね、
「ボン書店」って。誰かの本でこの『ボン書店の幻』を紹介していて、
読みたいなぁ、と思ったのだったけれど、なんの本だったっけなぁ、
内堀さん自身の本だったかなぁ。うーん。


購入。スタンダードブックストア@心斎橋。
豊田徹也珈琲時間 (アフタヌーンKC)』(講談社


地下の、なんかフェアみたいな棚にあって、
ちょっと立ち読みしたら面白かったので
買ってしまった。あんまり、マンガとか買わないのに、
いったいどういう作用でしょうか。そうそう、吉上恭太さんの、
ときには積ん読の日々』で、珈琲の出てくる本をけっこう読む、
みたいなのが書いてあったのにも影響されているかもしれないな。


車中のとも。
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)


読み進むにつれて、田口氏の文章がリラックスしてきたような気がする。

ところで、この曲の演奏が凄い。元気いっぱいな演奏で盛り上げる、という程度を完全に逸脱した激演!ド迫力のドラムと、動きまくるベースがとにかく煽りまくっていて、めちゃかっこいいす。(p.47)


49ページに先生のことば、全文掲載、再び。
田口氏、先生のことばってのが好きなんだろうか。
確かに胸熱くなりました。これもレコードで聞きたい。


富岡多惠子「物語のようにふるさとは遠い」、気になる。ぜひ聞いてみたい。
吹田市立千里第一小学校の卒業記念レコードも、気になる。リコーダー教育。
ああぁ、気になるレコードばっかりだよ!黛敏郎制作の、「こども音楽教室」、気になる。
教わる子どもの声が岸田今日子中村メイコらしい。谷川俊太郎川崎洋の名前も。


レコードを紹介しながらの社会批評(?)が面白い。
この本、面白すぎるな。