こだわらないブックラバー、ときおりの本

こだわりのブックカバーとしおりの本 (玄光社MOOK)


ゆうべは、なんとなく夜更かしして、
眠い、眠い。とか言いながら、今夜もまた、
遅くなっているけれど。喉元過ぎれば。
ふぅ。今日も、二冊居士でござる。


車中のとも。
河合隼雄こころの読書教室 (新潮文庫)』(新潮文庫
小山清落穂拾い・犬の生活 (ちくま文庫)』(筑摩書房


『こころの読書教室』、オイゲン・ヘリゲルの『日本の弓術』*1登場。
僕はこの著作を、ミシマ社の、『仕事のお守り』で知りました。
しかし河合先生のお話、やわらかいなぁ。

私は、自分の本を出したときは、「読まなくていい」と言ってるんです。「買うだけでいいんだから」って(笑)。(p.81)


『落穂拾い・犬の生活』、「わが師への書」を引き続き。
甘ったるさが喉にひっかかって苦しい箇所もあるけれど、
わりに頻繁にムードが変わって、面白く思うところもある。
漱石の書簡集のところなども、ムッと思ったり。


気になる新刊。
こだわりのブックカバーとしおりの本 (玄光社MOOK)』(玄光社


気になったものの、よくよく考えてみると、
あまりブックカバーを使用しない。そこに、
僕のフェティシズムは発動しない。なので、
悶絶するほどブックカバーを愛するあなたに、
この本が、届きますように。と祈って放流。


早めに退勤、奈良へ戻ってきたが、
妻からの返信がない。首をかしげながら、
保育園へ向かうと、果たして娘はそこにいた。


薄雲の向こうの月を見つけて、教えてくれる。
家までの道のりの何気ない会話がむしろ、
娘との幸福な時間のクライマックスだ。

*1:オイゲン・ヘリゲル、柴田治三郎『日本の弓術 (岩波文庫)』(岩波書店)など