シートの端に座らない季節

とうとう長袖を2枚重ねる、寒い。
まだ無いかと思ったらもう売っていた。
自販機でホットペットボトルを買って、
端から三人目の位置に座る。


寒い季節は、シートの端はドアからの風がつらいのだ。


車中のとも。
小山清落穂拾い・犬の生活 (ちくま文庫)』(筑摩書房

私はズボンのポケットに無造作に突込んであった金を散歩の途上で落してしまったように、いつのまにか信仰を失くしてしまっていた。(p.283)


乗換え駅で、トーストとコーヒー。
「西隣塾記」読み終えた、良かった。


今どきの古書引き取りの値段でも「手許不如意」の助けになるだろうか。
21世紀の小山さんは『千年樫の下にて』を手離さずにすむのではないか。


体育の日、入荷のなかった書店員は、
どことなく緩慢な動きで売り場をうろついている。
勤務を終えて建物を出れば、日は暮れていた。


車中のとも。
小山清落穂拾い・犬の生活 (ちくま文庫)』(筑摩書房


「その人」読んだ。意外な話だった。
こんな話も書いてたのか、キヨシ。
小山清年表を確認したくなる。