なんかこう、台風と読書
台風。少し早めにあがらせてもらえた。
帰り、電車が止まってしまったら、手持ちの本を、
読み終えてしまうかも、という恐怖とうらはらに、
休み時間の食堂で一冊読み終えてしまう愚かさよ。
読了。
長嶋有『ジャージの二人 (集英社文庫)』(集英社)
「ねえ、おすすめして」花ちゃんにとっては、単に映画をみるということだけでなく、誰がそれを薦めたかという情報を踏まえることも、楽しみの一部であるらしい。(p.188)
この、「ねえ、おすすめして」ということばに、
なんかこう、ぐっと来てしまった。いつか娘に、
「ねえ、おすすめして」と言われる日が来るか。
映画のおすすめかぁ。復習しておかねばなぁ。
しかし、この花ちゃんという女の子は、
主人公の異母妹になるんですかね、どうなんですか。
それとも父の三人目の妻の、連れ子なんでしたかね。
『タンノイのエジンバラ』*1も再読したいが、
どこにあるんだか。母に貸したままなんだっけか。
車中のとも。
北原尚彦『発掘!子どもの古本 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
「カロリーヌ」シリーズ、というのも、
もしかしたら、思い出したかった本ではないか、
という気がする。女の子と、ちびっこい動物の話だったような。
装丁には見覚えがないんだけどなぁ。入手困難みたいだが、
どこかの図書館で再会できたら嬉しい。
電車は、順調に動いていて、読む本がなくなることもなく、
無事に帰ってこれた。
気になる新刊。
内田樹、高橋源一郎『どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?』(ロッキングオン)