本屋さんで遊ぶ。

購入。
散歩の達人』2006年1月号No.118「本屋さんを遊ぶ!」
ちっとも読んではいないものの、本屋さん特集の雑誌を買いあさっている。
その中でも、今回の『散歩の達人』は、手ごたえのある特集になっているのでは。
まあ、ほかの買いあさってほったらかしている雑誌のことは、
実際はどうか、わからないんだけれどもね。


まずはp.8-17の「本屋さんを遊ぶ」。
紹介されているのは次の「本屋さん」
ブックルーム[エンカウンター](横浜・馬車道
リンドバーグ 本店(尾山台
K-BOOKS 秋葉原店(秋葉原
フィクショネス(下北沢)
ブルーバロット(高田馬場
古書日月堂(表参道)
書原 本店(阿佐ヶ谷)
洋書 ハックネット 代官山店(代官山)
高円寺文庫センター(高円寺)
フライング・ブックス(渋谷)
まんだらけ 中野店(中野)
トムズボックス(吉祥寺)
模索舎(新宿2丁目)
少女まんが館(西多摩・日の出町)


p.18-21では、「大型書店たちのヒネリポイント」。
大型書店の店内の写真が載るのって、ちょっと新鮮。
お店側は、そこをセールスポイントにしているのね、という。
丸善 丸の内本店(東京)
紀伊國屋書店 新宿本店(新宿)
青山ブックセンター 本店(表参道)
三省堂書店 神田本店(神保町)
東京堂書店 神田本店(神保町)
八重洲ブックセンター 本店(東京)
ジュンク堂書店 池袋本店(池袋)

p.24-25ではヴィレッジヴァンガード下北沢店が紹介されている。
よく知っている人にとってはいまさらなのだろうし、
本以外の商品がやたら増えちゃって多少しんぱいなところもあるけど、
やっぱりあそこにいくと、ぐっとくる本に会ってしまう。
素直に紹介してくれてありがとう。でもヴィレヴァンって呼ばないよ、ぼくは。


全部紹介していたら、てろーんと長い記事になっちまうので、
以下、駆け足で。貸本屋として紹介されているのは、
ブックレンタルネギシ本店(阿佐ヶ谷)。
p.30-31の見開きでは、書店のカウンターの内側紹介。
大型書店の有隣堂ヨドバシAKIBA店と個人経営ブックス・ハクド。
耳にボールペンはさんでるって、ほんとですか?
中央線沿線の古本案内ご存知「おに吉」も紹介されています。
これはほんとによくぞ作ってくれた!という冊子ですな。
ブックオフについてもきちんと紹介している。やるな。
値段のつけ方や研磨機のしくみ、なぜ清水國明なのか、などなど。
そして驚いたのは、キヨスクとコンビニまで"本屋”としてどうなのか、
という視点で取り上げている。売り場の写真が載ってるのがいい。
年賀状作成ムックなんて、キヨスクで買うか?


いまだに全貌を把握しきれていない不忍ブックストリート
中心店を切り盛りする4人衆、誰が誰さんか、わかりません。
あれ、ナンダロウさんは出てこないのかな、と思ったあなた、(わたし、)
次のページに奥様とふたりで登場してますので、ご安心あれ。
南陀楼綾繁と、フルネームで載っていれば見慣れているが、
綾繁さんとか略されちゃうと、おろおろしてしまいます。おろおろ。
このブックストリート計画も、よくぞ!という活動ですな、うれしいな。


ネット書店の比較、本屋大賞、万引き、
閉店・開店の激しい書店業界のはなしを永江朗が取材されている。
渋谷の旭屋書店・池袋の芳林堂書店の閉店後の写真も。
本屋さんカフェの紹介があって、ようやく角田光代の登場。
角田さんのうしろの本棚は、角田さんの本棚なのか?
ちょびっとだけ床に平積みになってる本があるぞ。


紹介しただけで、読んだ気になってしまった。
うーむ。まあ、袋から出しただけでもよしとするか。
ごめんな、『BRUTUS』。


気になる新刊。
D&DEPARTMENT PROJECT『LONG LIFE STYLE』(平凡社*1
松浦弥太郎長尾智子独白ニュースレター』(DAI-X出版
飯沢耕太郎ジャパニーズ・フォトグラファーズ―14人の写真家たちの「いま」』(白水社