不良の追憶(渋谷の本屋さん)

不良のための読書術 (ちくま文庫)


健康診断。久しぶりだ。何年ぶりだ。
「だいぶ待たされるから」というアドバイスを受け、
妙な診察着、左手にはだかのちくま文庫


おまけに弱虫なのでベッドで採血。
珍しく具合悪くならずに終了。
本のおかげか女医の魅力か。


待合室のとも。
永江朗不良のための読書術 (ちくま文庫)』(筑摩書房
再読なのだけど、いろいろ刺激される内容。
「そうだよね!」と「そうですか?」とを、
行ったり来たり。


p.147の渋谷の本屋さんの紹介には、深いため息。
ほとんどなくなっちゃってるじゃないの。
単行本が1997年に刊行されているのだが、
本屋さんの情報は何年ごろのだろうか。

渋谷の街には、西口の東急プラザに紀伊國屋書店、センター街の入口には旭屋書店、公園通りの入口前には大盛堂書店、公園通りのパルコ・パート1にはパルコ・ブックセンターがある。東急Bunkamuraには丸善もある。東急本店前にはブックファーストができた。109には旭屋書店のコミック売場がある。東口の東急文化センターに三省堂書店宮益坂を登り国連大学の奥には青山ブックセンターがある。ナショナルチェーンと呼ばれる、全国規模で支店を持つ大型書店のほとんどが、この渋谷に集まっている。(p.147)


なんだこれ。紀伊國屋青山ブックセンターしか残ってないじゃないの!
東急文化センターなんてビルごとなくなってるしね。
ブックファーストのビルも解体されましたな。
パルコ・ブックセンターについては他の箇所でも触れられていて、
永江さんも言っているが日比野克彦デザインのブックカバーが大好きだった。
本屋自体も好きだった。パルコなんてほとんど行かないから、
たまにしか足を踏み入れないんだけど、アート系の本とか、
軽く内臓が痙攣を起こしそうなくらい魅力的だった。*1


ブックファースト渋谷店のオープンが1998年6月だから、
上記の情報は、文庫化するときに改訂してるのかもね。文庫化は2000年。
そして2003年に東急文化会館は解体で三省堂書店はなくなり、
2005年6月に大盛堂書店が閉店している。
2007年11月にはブックファースト渋谷店も閉店してしまった。


そのほか、渋谷の本屋さんについては、
「書皮の名刹」に詳しい。*2
渋谷駅西口の書店・古本屋:http://camomile.main.jp/shupi/shibuya/bs_shibuya_w.htm

*1:PBCについてこんな記事を見つけたのでご紹介:http://d.hatena.ne.jp/mohri/20080119

*2:書皮の名刹http://camomile.main.jp/shupi/index.htm