見送るひとのものがたり。

車中のとも。
coyote(コヨーテ)No.8 特集・沢木耕太郎「深夜特急ノート」旅がはじまる時』(スイッチ・パブリッシング
再掲されている「あとがき」は、文庫には未収録なのかしら。
「この本を読んで旅に出たくなった人」へのメッセージがある。
あぶねえ。文庫にこれが載ってたら、旅に出てたな。なんてな。


沢木耕太郎の旅をすすめる16冊の本」で紹介されている、
檀一雄『風浪の旅』(山と渓谷社)が気になる。
「現代の旅」シリーズだという。それも気になる。
漂泊、ということばにぐっときた。ぐっときたが、
果たしてぼくはそんなにタフにできているだろうか。


家に帰ると、はがきがきていた。「旅」について書かれていた。
旅するひとのかげには、見送るひとが存在する、と。
見送るひとを残したまま、どのくらい旅を続けられるのだろう。
なんて、まだ、旅は始まっていないのにね。


気になる新刊。
きだてたく『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)
寺山修司森山大道あゝ、荒野』(パルコエンタテインメント事業局