だからと言って

あちらこちらで、カラスに荒らされたごみ袋。
駆け込んだ電車、今日は地上に出るのを待ってから、
先頭車両へと移動する。そして送品表を取り出す。


車中のとも。
HAB本と流通―Human And Bookstore』(エイチアンドエスカンパニー)


今日は、トランスビューのところから。
『14歳からの哲学』*1がなかったら、
どうなっていたんだろう、などと思った。以前に店分の注文をしたとき、
あまりに早い納品にびっくりした記憶がある。あの時電話に出たのが、
工藤社長だったはず。本棚の隙間でさわやかに笑う社長、すてき。


自分のいい加減さにうんざりしながら、
誰を責めることもできず、自分を責めることもせず、
犯した過ちを取り消すこともできず、ただ、
これ以上のミスを犯さぬように、ただただ、
明日へと這い進む。また明日、また明日と。


いくつもの段ボールがまとめて来るとひるんでしまいがちなのだが、
最近ようやく、逃げずに立ち向かうと意外と早く出し終わることに気づいた。
今さら過ぎてアレだが、気づかずにいるよりはましだろう。
段ボールは、すぐに開けなければならない。入荷した本は、
すぐに空気に触れさせてあげなければならない。


読了。
HAB本と流通―Human And Bookstore』(エイチアンドエスカンパニー)


松井祐輔さん、お疲れさまでした!という気持ち。
そうだよなー、さぼって2年たったわけじゃなし。
前回も思ったが、最終ページの松井さんのことばがしみる。
さてさてさて。ぼくには何ができるだろう。


読了。
山下賢二『シティボーイは田舎モノの合言葉』(のほほん製作所)


僕にできたのは、次の本を読むことだった。


無残。


だからと言って。


すたーだすとぼーいず?