「考えない人」も本を読む

「考える人」は本を読む (角川新書)


今日は久しぶりに遅番勤務。
妻は早々に仕事に出かけた。
娘たちを保育園へ送り、洗濯物を干し、
さて、返却期限の過ぎた本を図書館へ返しにゆくか。


運転してたり、バスに乗ってたり、洗い物をしてたり、
本が読めない状況では音楽を聞くといい。歩いてるときは、どうする?
歩いてるときにイヤホンを耳に突っ込むのに、ためらうときがある。
何かを察知できずに痛い目にあうような気がするときがある。


歩いているとき、何をすべきか。
それはもちろん、考えるということ。


ぼくは、それが、苦手だ。


貸出停止になるほどに、返却が遅れてしまった。
反省。返却期限の異なる複数冊借りは、危ない。


図書情報館からの帰り、娘に頼まれていたクレパスの「はだいろ」を買う。
60円とか2桁の金額だと、つい2本買ってしまう。うすだいだい、という色の名前。
こないだ妻と話していて、小学生の頃、水彩絵の具で「はだいろ」をこしらえるのに、
白と何を混ぜたのか、思い出せなかった。


急ぐ必要もない遅番出勤。なぜか、特急券を買ってしまう。
前向きシートに座って車窓からの緑を眺めたりしながら、
旅の気分の予感がした。そうか、これを味わいたかったから、
僕は特急券を買ったんじゃなかったか。後づけ、後づけ。
しかし、ほんとうに、たった510円で旅情に浸れるなら、
これからも、積極的に特急に乗るべきかもしれないな。


車中のとも。
河野通和『「考える人」は本を読む (角川新書)』(KADOKAWA


『ボン書店の幻』*1を未読の人は、
先に文庫を読んでからの方がいいかもなぁ、などと思う。この先を読んで、
「ネタバレ」については用心しているらしい記述もあり、
河野さんとしては「これは、あり」と確信しての、
紹介だとは思うのだけれど、僕としては、黄信号。
そして、もう読んでしまった者として、再読希望。


『わが盲想』*2、『僕らの仕事は応援団。』*3、良かった。
読みたくなった。読んだことのある本も、読んだことのない本も、読みたくなってくる。
なぜだ。なぜこんなにも、読みたくさせられているのだ。


午後からの出勤、すでに雑誌は品出しされている。
これまた久しぶりに読み聞かせ。見知らぬ子どもたちに、
家にあった『こどものとも』のバックナンバーを読む。
公演の余韻がからだに残っているのか、心なしか、
熱がこもった声で読み進めることができた。
楽しかった。できればこれからも自分で、
読んで聞かせる機会を得たいと思う。


閉店後、退勤。
鶴橋まで出て、乗換案内を調べてみると、
最速は、特急。朝と違って、特急を見送ると、
30分近く差が出てしまいそう。まさかの、朝晩特急使い。


車中のとも。
河野通和『「考える人」は本を読む (角川新書)』(KADOKAWA


井上ひさしのとこ、途中まで読む。すごいなぁ、井上ひさし
米原万里のとこもすごかった。いやぁ、読んでない本、たくさんあるな!
あったりまえじゃんね!嬉しいね!