捨てられる男
雨降り。
暖かい日の雨は、優しい。
昨日の「13 P.K.ディックの質問」の、
ほんの少し書き残したところをやっつけてから、
「14 なぜなぜ分析」の抜書きに取りかかる。
車中のとも。
読書猿『アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』(フォレスト出版)
気になる新刊。
角田光代『ポケットに物語を入れて (小学館文庫)』(小学館)
内澤旬子『捨てる女 (朝日文庫)』(朝日新聞出版)
『ポケットに物語を入れて』好物のはずの「本の本」だけど、
単行本が出てたのも知らなかった。角田さんの本、久しぶりに読みたい。
『捨てる女』こちらの単行本は、本の雑誌社から出ていた。
捨てられない男としてはハラハラしながら読むのだろう。
もちろん捨てられる対象となる想定で読まざるを得ない。
「なぜ、捨てられたのか」
・・・絶句。1回の自問でゲームオーバー。
車中のとも。
瀬戸賢一『時間の言語学: メタファーから読みとく (ちくま新書1246)』(筑摩書房)
かなり盛り上がってきているらしいことは感じつつ、
帰りの電車はいつも眠気と闘いながらなので、
ぜんぜん頭に入ってきていない。でも、
ちょこっとずつ進んでしまっている。
音と意味は同時でなければならない。音だけあって意味内容は空っぽというのは異様な光景だ。(p.175)
ここ、気になった。
その、異様な光景は、
どこかにある気がする。