沖縄への布石

那覇の市場で古本屋―ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々


「6時半!?」という自分の声で目覚める。
いや、6時だった。急いで支度して出かける。
昨日、今日の分の送品表チェックを済ませていたので、
すんなりと本の世界へと入りこむことができた。


車中のとも。
宇田智子『那覇の市場で古本屋―ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』(ボーダーインク


「古本屋、始めました」を読んで、いったん本を閉じる。
「KAIBUNDO」という文字と船の絵が印刷されたカバーの下に、
那覇」の文字が透けて見える。


乗換え駅が近づいて、本を鞄にしまい込む。
ふと見れば、向かいに立っている男性が紀伊國屋書店のカバーをかけた単行本を読んでいる。
同じスポーツをしている別のチームの選手と道ですれ違ったりしたら、こういう気分なのかしら。


違うな。


「次にやる人」まで読んだところで、
勤務地の駅に到着。ぼくはまだ、
新刊書店員として働きますよ。
今日は、コロぷっちですよ。


(数分後、ふだん使いとパズコレの大群に打ちのめされる)


週末、沖縄に行く。同窓会があるのだ。
またとないチャンスなのでウララさんを訪ねようと思っている。
他にも本屋さんを回りたい。沖縄行ってまで本屋さんか、
という羞恥心は、空犬さんのブログに救ってもらった。
http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/blog-entry-2665.html


先日、空犬さんにおねだりして、
沖縄の書店回りのアドバイスをいただいた。
空犬さんが行けなかったお店をおすすめいただいたので、
当日の行動に方針が立ちそう。とても嬉しい。
どんなささやかなできごとであれ、
空犬さんに報告できると思えば、
なにもかも、楽しめそうだ。


ページをめくったら、「読んでいない本について」という文字が現れて、
心臓が止まるかと思った。未読本についてのブクブク交換をもくろんでいることが、
宇田さんにばれているのかと思ったが、そんなわけがない。


2月24日19時より。
場所は神戸元町の古本屋1003。*1
参加費700円(ワンドリンク付)定員6人。
ご希望のかた、ツイッターDMください。


「たまには読む」の写真、いいなぁ。
初読のときは、あまり印象に残らなかった。


読了。
宇田智子『那覇の市場で古本屋―ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』(ボーダーインク


最後は改札手前で立って読み。
うーん、出発までの平日3日間、
どんな本を読んでゆくか悩ましい。
当日に持っていく本も決めかねている。


『本屋になりたい』*2は、どこに配置すべきか。