遠くから手渡された本

車中のとも。
アニカ・トール、菱木晃子『海の深み―ステフィとネッリの物語〈3〉』(新宿書房


たまにしか出てこないが、実はネッリの方が危ういような気がしてきた。
ステフィよりずっとうまくやってそうだったのに。久しぶりに登場すると、
様子がガラリと変わっていて、子どもの成長早い、と寂しくなる。


それに加えて進学の問題、来た。「お金足りないし、女の子が勉強してもしょうがない」的なあれ。
お金さえあればそんなこと言わないような気がする。他人ごとではない。その子が幸せなら、
と思うも、何を幸せと思うかを任せられない親。自分の幸せを押しつける親。


夜、Title 辻山さんから本が届いた。
なぜか、辻山さんから手渡されたかのような気分。


購入。Title。
辻山良雄『本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録』(苦楽堂)
『き・まま No.6』(リュエルスタジオ)


楽しみにしていた、「2016年の毎日のほん」、入っていた。
色のついた地の上の文字がちょっと読みにくい。
がんばれば読める。筆写しようかという気にもなるが、
いやいやどうかな、そこまでするか。でもパソコンで打ちこむのは、
ちょっと違う気もする。短い文章で、読みたくなるような本の紹介をする練習。