少しずつ、うごく

TOKYO GUEST HOUSE (ぴあMOOK)


「指導」を受けた瞬間は反発を感じてしまうけど、
ほんと、ありがたいことだと思う。


「成長のきっかけ」とか殊勝なハナシではなく、
単純にガソリンとして、「その指導に従って動く」という。
もちろん自分の頭も働かせないとダメなのは分かってるつもりだけど、
ガス欠でね、どうも。「お言葉」をいただいたら、
「ハイ!」って言って、すぐ実行。


危ない、あぶない。


気になる新刊。
TOKYO GUEST HOUSE (ぴあMOOK)』(ぴあ)


   出会ったころ、妻は「ゲストハウスをやってみたい」と言っていた。


休み明けに、ブックトラックに山積みの入荷を見ても、
それほどくじけなくなってきた。皿洗いと一緒で、
とにかくコツコツと棚に出してゆけばよい。


早く出していくコツとかはいずれ体得できるはず。
効率が悪かろうが、目についたやつをどんどん出して、
身動きがとりやすくする。今はまだ、その段階。


車中のとも。
西村佳哲かかわり方のまなび方』(筑摩書房

人の勝手なのであまりとやかく言うべきことではないけれど、よく練られた型を通して学ぶことと、せっかくの経験を既知感の中で矮小化しかねない学びの違いについて、学ぶ側は慎重であるほうがいいと思う。むろん提供する側も。(p.230)


読んで分かった気になっちゃう、っていうのも、
ありそうだなぁ。感情が動く、っていうのは、
間違いないと思うけど、それはきっかけで。
その後の温め次第で、孵化する場合と、
腐乱する場合とがあるんじゃないか。


橋本久仁彦さん、再登場。
パーソン・センタード・アプローチ、やはり気になる。

参加者 どうすれば、パーソン・センタード・アプローチが身に付きますか?


橋本 これは手法というより態度です。なのでトレーニングが難しい。たとえばコーチングのような伝えやすくわかりやすい手法はここにはないように思われます。態度が変容するには、そのための認識が得られる関係性や、場の経験が欠かせないと思う。ある一定の期間、自分が「この人」と思う方との交流が必要ではないかなあと思います。(p.257)


帰ってから、夜、寝る前に読み干してしまう。


読了。
西村佳哲かかわり方のまなび方』(筑摩書房


近いうちに、文庫でまた読み直してみようかな。
本の形が変われば、すぐの再読も苦にならないかもしれない。
文庫版あとがきや、増補箇所もあったのではないかしら。


そう考えると、文庫を買い直した単行本の活用法が広がる気もする。
再読する際に、「単行本→文庫」というセットで、
連続して読む、摂取しまくる、というメソッド。
一度、単行本までさかのぼってから、改めて文庫へ戻ってくる。その時差も、
再度、たどり直してみるという。文庫版あとがきも、よりしみてくるんじゃないかしら。


明日の本を、本棚にあさる。