小さな鳥にさわられないよう

散歩の達人 2016年 06 月号 [雑誌]


今日も寝坊。
ここ最近の、寝過ごしといったら、なんだ。
朝の明るさが増してすぐは、すごくすっきり目覚めたのに、
もう狎れてしまったのか、「夏」に。


車中のとも。
西村佳哲かかわり方のまなび方』(筑摩書房

野村 ワーク(仕事)の反対語はプレイ(遊び)ですよね。音楽の世界だと、作品はワーク、演奏はプレイと呼ばれます。二つの側面が共存している。(p.96)


今日は、音楽家野村誠さんのとこからスタート。
音楽でなくとも、「演奏」を取り入れたいところ。
どんどん読み進めて、ハグボーイ橋本久仁彦登場。
前に読んだときも印象深かったp.134の写真、
撮影者は「Tariho Nishimura」とある。
西村さんの奥さんか。


橋本さんの途中で、駅に着いてしまう。職場に向かいながら、
「じゃあ次の10年はどうしよう」という言葉が、
つかの間、頭の中をぐるぐるして消えた。


ここのところ、体調はそれほどすぐれていないにも関わらず、
早くあがれることが多い。いや体調がすぐれないからこそ、
粘り強く仕事に立ち向かっていけない、ということか。
というわけで、今日もそそくさと帰る。ぐむむ。


車中のとも。
西村佳哲かかわり方のまなび方』(筑摩書房

何事につけ、背景やつくりに意識が向かわない人は、そのことについてはただのお客さんに過ぎない。そしてその立場では済まない人が、いずれ自らも役を担ってゆく。ある小説家が「嫌いな文章がある人は、文章を書けるようになる可能性がある」と話していたがこれも隣接する話だろう。わけもなく惹きつけられてしまう細部を含み、自分が素通り出来ない事々を日々感知できているかどうか。(p.160)


『かかわり方のまなび方』を読んでいて、なんか元気になっている。ありがたい。
具体的に何か行動が起こせなくとも、とにかく元気になれるってだけで、嬉しい。
そういう本のことは、覚えておいて、いつかまた、読み返したらいい。
(先日、橋本さんに会いに行ったから、行動につながってるな、よし)


購入。啓林堂書店奈良店。
散歩の達人 2016年 06 月号 [雑誌]』(交通新聞社


巻頭特集は、「20周年記念号第3弾 喫茶100軒」。
東京を去ってからは、東京にある街やお店の特集雑誌には、
ほとんど食指が動かなくなっていたのだが、今回の号は、
TLで何度も目にするうちに、欲しくなっていった。
奈良はもちろん、大阪でも入手は難しいかな、
と半ばあきらめ、あるいは来月東京で、
バックナンバーとして求めようと、
思っていたら、まさかの啓林堂。


恐れ入りました。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
中島岳志血盟団事件 (文春文庫)』(文藝春秋
山田ズーニー「働きたくない」というあなたへ (河出文庫)』(河出書房新社
石黒圭『語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)』(光文社)
川上弘美大きな鳥にさらわれないよう』(講談社
片岡義男と、彼女は言った』(講談社
リュドミラ・ウリツカヤ、ウラジーミル・リュバロフ、沼野恭子子供時代 (新潮クレスト・ブックス)』(新潮社)
松田青子『ロマンティックあげない』(新潮社)
ジョナサン・コット、木幡和枝『スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー: ローリング・ストーン・インタビュー』(河出書房新社


お金がなくても、本屋さんに寄ると楽しいなー。
読みたい本や気になる本を触るだけでも、元気になったりする。
とは言え、買えないことや読みきれないほどに読みたい本が在ると知ることがストレスになる場合もあるから、
そこはまぁ、自分の状態を観察して、気分が乗らなければ早々に退散しましょう。


ていうか、買ってるしね、今日も。
触るだけで元気になったはずなんだけど。