コンパッションの小さな火花
昨日、いくつかの自販機を見たがなかった。
140円の手頃なホットペットミルクティー、
今日も見つけられない。一掃されてしまったのか。
強制的、春。仕方なく、150円のホットペットカフェオレを買う。
今朝は、また寒いよ。
又吉さんの『火花』*1、昨日は、2冊売れていた。
今日は、レジで『東京百景』*2を迎えた。『火花』の横に置いたやつだ。
『火花』が売れる以上に嬉しい気がした。お客さんに、
どうして『東京百景』を買ってくださったんですか、
と、たずねたかった。たずねなかった。
気になる新刊。
『GINZA(ギンザ) 2015年 04 月号 [雑誌]』(マガジンハウス)
しりあがり寿『あの日からの憂鬱 (ビームコミックス)』(KADOKAWA/エンターブレイン)
開沼博『はじめての福島学』(イースト・プレス)
車中のとも。
三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門 (文春新書)』(文春新書)
思想的にも、真新しい課題というのはほとんどなくて、人間が繰り返し苦しんできた問題を時代の言葉で語るということが、語り部としての役目だと思っています。(p.11-12)
自由のあとに来るものは、まず何よりもコンパッションであるべき、と私は思います。(p.27)
現代の、政治・経済の動向を説明している部分を読んでも、
照らし合わせるべき自分の中の世界認識・知識が皆無で、愕然。
客観的事実を紹介しているところにさえ、著者の世界観は差し込まれる。
そのことを必要以上に警戒するつもりはないけれど、そもそも、
こちらになんの貯えもないから、チェックもできない。
そこはおいおい、勉強していくとして、それでも今、
読者として、著者の「思い」に対しては、反応しておきたい。
コンパッションという部分については、なるほど、
そうなんじゃないかな、と思う。(←及び腰)
特別に何をするでもなく、
3月11日は過ぎていく。
無事を感謝して、20%値引きのスイーツを妻と食べた。
4年前、夜までずっと停電していた。復旧したのは、
1時過ぎだったか。今、部屋のあちこちの電気がついている。
エアコンもついている。なんだこれは。なんなんだ、これは。
あの日、まだ生まれていなかった娘が、
今、本を読んでくれとねだってくる。
今はまだ、見ることのできない光景は、
やがて生まれてくる命によって、作られることもある。
命をつないでいきたい。
命を育む環境を、つなげていきたい。