葉桜を待つとりは緑のリストを作る
女子大の横を駆けあがって行く途中、
散りまくっている桜の木を見た。
車窓からは、まだまだ健在の桜も見えた。
なんにせよ、葉桜の日が楽しみである。
読了。
ミシマ社編『THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」』(ミシマ社)
少し早目にあがれたので、西大寺の無印へ、
裾上げしてもらったズボンを二本、受け取りに行く。
こんな時間に西大寺にいるのは珍しいから、と、
おそるおそる、暗い路地の奥へと歩を進める。
おぉ、開いていました、古本屋蝶野。
講談社文芸文庫や、岩波文庫などの、
いい感じに発酵している古典が並んでいる。
ぼくには少々、手が出ないのだけれど、
好きな人には好きな棚だろうなぁ、と。
購入。古本屋蝶野。
佐藤江梨子、山崎ナオコーラ、西加奈子、雨宮処凛、津村記久子、辛酸なめ子、平安寿子、井上荒野、太田治子、高田理恵子、香山リカ、中沢けい、筑摩書房編集部『女が読む太宰治 (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房)
こんなに暗い路地裏でひっそりと営まれる古書店に、
お賽銭をいくらか投じたところで、罰は当たるまい。
と、新刊書店でも買える本を古書で購入した後ろめたさを、
必死に取り繕おうとするわたしでありました。
『THE BOOKS green』で気になった本メモ。
宮部みゆき『ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)』(新潮社)
保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)』(中央公論新社)
松岡正剛『誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義』(春秋社)
ギャビン・ライアル、菊池光『深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))』(早川書房)
レイブラッドベリ、小笠原豊樹『火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)』(早川書房)
小川未明『小川未明童話集 (新潮文庫)』(新潮社)
池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』(トランスビュー)
杉田明子、佐藤剛史『中高生のための「かたづけ」の本 (岩波ジュニア新書)』(岩波書店)
水木しげる『のんのんばあとオレ (ちくま文庫)』(筑摩書房)
藤子不二雄A『まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)』(中央公論新社)
色川武大『うらおもて人生録 (新潮文庫)』(新潮社)
北村薫『空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)』(東京創元社)
米澤穂信『氷菓 (角川文庫)』(角川書店)
長谷部恭男『憲法と平和を問いなおす (ちくま新書)』(筑摩書房)
佐々木マキ『やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)』(福音館書店)
高坂勝『減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫)』(筑摩書房)
フランツ・カフカ、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ、頭木弘樹『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』(飛鳥新社)
岡田淳、太田大八『二分間の冒険 (偕成社文庫)』(偕成社)
星新一『ノックの音が (新潮文庫)』(新潮社)
辻まこと『山で一泊―辻まこと画文集』(創文社)
長井勝一『「ガロ」編集長 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
鷲田清一『「待つ」ということ (角川選書)』(角川学芸出版)
高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)
ウイリアム・アイリッシュ、稲葉明雄『幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))』(早川書房)
米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)』(角川学芸出版)
伊坂幸太郎『死神の精度 (文春文庫)』(文藝春秋)
佐藤雅彦『毎月新聞 (中公文庫)』(中央公論新社)
星野博美『転がる香港に苔は生えない (文春文庫)』(文藝春秋)
池澤春菜『乙女の読書道』(本の雑誌社)
池澤夏樹『嵐の夜の読書』(みすず書房)
小川洋子『博士の愛した数式 (新潮文庫)』(新潮社)
橋本紡『九つの、物語 (集英社文庫)』(集英社)
Vフィリパ・ピアス、高杉一郎『トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))』(岩波書店)
恩田陸『上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)』(幻冬舎)
村上龍『69 sixty nine (文春文庫)』(文藝春秋)
熊谷達也『冒険の日々 (小学館文庫)』(小学館)
ジョン・アーヴィング、中野圭二『ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮文庫)』(新潮社)
ハンス・ペーター・リヒター、上田真而子、岩淵慶造『あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))』(岩波書店)
重松清『その日のまえに (文春文庫)』(文藝春秋)
石村博子『たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年、満州1000キロを征く (角川文庫)』(角川書店)
大島真寿美『香港の甘い豆腐 (小学館文庫)』(小学館)
宮本輝『新装版 青が散る (上) (文春文庫)』(文藝春秋)
杉江由次『サッカーデイズ』(白水社)
平山夢明『ダイナー (ポプラ文庫)』(ポプラ社)
ジャック・ケルアック、青山南『オン・ザ・ロード (河出文庫)』(河出書房新社)
都甲幸治『狂喜の読み屋 (散文の時間)』(共和国)
平出隆『ウィリアム・ブレイクのバット 新版』(幻戯書房)
誉田哲也『武士道シックスティーン (文春文庫)』(文藝春秋)
ジェームズ・クラベル、青島幸男『23分間の奇跡 (集英社文庫)』(集英社)
村上春樹『若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)』(文藝春秋)
オグ・マンディーノ、坂本貢一『十二番目の天使』(求龍堂)
司馬遼太郎『関ケ原(上) (新潮文庫)』(新潮社)
アンドレ・ケルテス、渡辺滋人『読む時間』(創元社)
北村薫『秋の花 (創元推理文庫)』(東京創元社)
北村薫『スキップ (新潮文庫)』(新潮社)、
清邦彦『女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)』(新潮社)
寄藤文平『ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン』(美術出版社)
正木香子『文字の食卓』(本の雑誌社)
古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)』(講談社)
村上春樹『‘THE SCRAP’―懐かしの1980年代』(文藝春秋)
ミヒャエル・エンデ『エンデ全集〈14〉メルヒェン集』(岩波書店)
磯部涼、九龍ジョー『遊びつかれた朝に 10年代インディ・ミュージックをめぐる対話 (ele-king books)』(Pヴァイン)
吉野寿『天沼メガネ節』(青土社)
西田俊也『復活の恋人』(幻冬舎)
中島京子『FUTON (講談社文庫)』(講談社)
茨木のり子『歳月』(花神社)
北杜夫『どくとるマンボウ青春記 (新潮文庫)』(新潮社)
穂村弘『短歌の友人 (河出文庫)』(河出書房新社)
いとうせいこう『想像ラジオ (河出文庫)』(河出書房新社)
伊坂幸太郎『グラスホッパー (角川文庫)』(角川書店)
石川直樹『全ての装備を知恵に置き換えること (集英社文庫)』(集英社)
アゴタクリストフ、堀茂樹『文盲: アゴタ・クリストフ自伝 (白水Uブックス)』(白水社)
ポール・ギャリコ、矢川澄子『ほんものの魔法使 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
市川朔久子『紙コップのオリオン』(講談社)
岩瀬成子、長新太『朝はだんだん見えてくる (名作の森)』(理論社)
カズオイシグロ、土屋政雄『日の名残り (ハヤカワepi文庫)』(早川書房)
76冊、かな。
積んである本もあるし、もっかい読みたいなぁ、という本もあれば、
こんな本があったのか、というのも、もちろんある。
しかし365人、365店って、すごいよなぁ。
まぁ、このリストはいったん忘れて、
またどこかで発火するのを待ちましょう。
次の本は、うちの本棚にあるやつから、探しましょう。