財布を忘れて、愉快?
財布を忘れた。
今日の昼食は、飲み物なしか。
新しい職場で、二百円を借りる相手は、
誰かいないかな、と思い巡らす。
車窓から、ブックオフの看板が目に飛び込んできた。
ワクワクした。ワクワクするたびに、ホッとする。
「あぁ、まだワクワクすることができたんだ」
けれども、今日は財布がないのであった。
車中のとも。
原武史『沿線風景 (講談社文庫)』(講談社)
明るいうちに、家路に着く。
石切から見下ろす大阪の街は夕暮れの装いで、
改めて、鼻息がふーーーーっと長く伸びていく。
いい景色。この景色を長めながら、温かいミルクティーを
飲みたい!どこかにちょうどいいカフェありませんか。
シモキタにあった、オーディネイル的なカフェ、石切に。
けれども、今日は財布がないのであった。