NO-nomazon フツウの本を愛して

新編 普通をだれも教えてくれない (ちくま学芸文庫)


朝、定期券を忘れたのできっぷで通勤。
途中でかばんの中に定期券を発見。ちょっと迷ったが、
そのままきっぷで出た。自分へのいましめ。
ちょっと高い授業料であったな、しかし。


退勤後、スタンダードブックストア心斎橋店にて、
「nomazon」*1トークショーに行ってきた。

書店の未来は目の前に?仮想ブックショップ『nomazon』とは?懇親会付きトークショー


nomazon メンバーは下記の4人。


・江口宏志(UTRECHT”ユトレヒト”)、
・中西孝之(編集者)(現スクー副社長)、
・飯田将平(グラフィックデザイナー)、
・石崎孝多(元only free paper代表)


一度だけnomazon のサイトも覗いてはいたのだが、
ほとんど何もわからない状態での参加であった。
「書店の未来」という言葉への期待が過剰すぎて、
実際に紹介された「nomazon的なるもの」をいまいち楽しめず。


石崎孝多氏の「朝まで本屋さん」や「五感書店」は気になった。


超芸術トマソンを思い出した。


定義から考えればあたりまえなのだが、
ここで取り上げられているのはAmazonで扱われていないモノ。
僕が普段読んでいる本や読んでみたいと思っている本は、
Amazonで扱われているので除外されてしまう。


フツウの本(Amazonでも扱っている本)で遊びたい僕には、
ちょっと特殊すぎたかなー、という感想。nomazonの皆さんは、
フツウの本に飽きちゃったんだろうな、と思った。


恵文社一乗寺店堀部篤史さんの姿もあった。
彼には、今日のトークはどのように聞えたのだろうか。
恵文社を面白くするヒントみたいのは持ち帰ったのだろうか。


ひるがえって自分の仕事について考えてみると、
ほとんどの商品はAmazonで扱っている本である。
Amazonでも買える本を並べていかに魅力的な空間を構成して、
人々を楽しませ、かつ購入してもらうか、というゲーム。


フツウの本を愛していこうと思いました。


購入。スタンダードブックストア心斎橋店。
ecocolo (エココロ) 2012年 05月号 [雑誌]』(エスプレ)
西村佳哲かかわり方のまなび方』(筑摩書房


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
ポール・オースター柴田元幸ブルックリン・フォリーズ』(新潮社)
鷲田清一新編 普通をだれも教えてくれない (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房
野村恭彦『フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み』(プレジデント社)
BOSE(スチャダラパー)『明日に向かって捨てろ!!』(双葉社
東野翠れんイスラエルに揺れる (真夜中BOOKS)』(リトル・モア
小林百合子、野川かさね『山と山小屋』(平凡社
尾方孝弘『秘密基地の作り方』(飛鳥新社
山崎亮、NHK「東北発☆未来塾」制作班『まちの幸福論 コミュニティデザインから考える』(NHK出版)


車中のとも。
蓼沼宏一『幸せのための経済学――効率と衡平の考え方 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ)』(岩波書店