いきなり帯を脱がされて
休み明けの出勤。今日が月曜か木曜か、
一瞬、わからなくなる。そういえば、夢の中でも、
翌日休みか出勤か混乱していたようだ。
夏休みなんてなかったのに、夏休みボケですかい?
気になる新刊。
野見山暁治『四百字のデッサン (河出文庫)』(河出書房新社)
ミシェル・フーコー、慎改康之『知の考古学 (河出文庫)』(河出書房新社)
本田靖春『私戦 (河出文庫)』(河出書房新社)
柳美里『沈黙より軽い言葉を発するなかれ―柳美里対談集』(創出版)
『ダ・ヴィンチ 2012年 10月号 [雑誌]』(メディアファクトリー)
南伸坊、南文子『本人伝説』(文藝春秋)
『四百字のデッサン』うちの店では、文庫本は棚差しの際、
帯を外されてしまう。一冊しか配本されなかったこの本も、
容赦なく帯を取られて棚に差さっているのを発見した。無念。
「帯がないから他の店で買おう」っていうお客さんは、
無視できるほど少数派なのかしらねぇ。
ボクなら、帯付を探すけど。
新刊なら、なおさら。
『知の考古学』フーコーが文庫!新訳だそうな。
学生のとき、卒論でフーコーやってる先輩いたっけなぁ。
『ダ・ヴィンチ 2012年 10月号』特集は、
「いまこそ、村上春樹」だって。
『本人伝説』南伸坊、まだやってたのか、それ。
読了。再読。
岡崎武志+CWS『『本屋さんになる!』 書店・古書店を独立開業するためのアイデアとノウハウ (CWSレクチャーブックス)』(メタローグ)
久しぶりに読み返す。チャート式なりたい本屋さん診断では、
見事に「新刊書店(勤め人)タイプ」になる。はい、努めます。
2004年の刊行だけに、現時点ではぜんぜん違うことになっているところ、
多数。それがまた、面白い。諸行無常ですな、本屋さんたち。
オヨヨ書林さんが、まだ根津の店舗すら開店していない。
フォスフォレッセンスさんは、いまなお、現役。すごい。
コクテイルさんは、ぐんぐんと根を深めている印象。
一度も行ったこと、ないんですけどね。本も読んでみたい。*1
危なっかしいなぁ、と思ったトリック+トラップさんは、
すでに閉店していた。フィクショネスの藤谷治さんは、
どんどん本を出してますね。精力的。お店はどんな感じなんだろ。
ユトレヒトの江口宏志さんも、どんどんと転げていって、
今はnomazon とかやってますね。
Calo の石川あき子さんの開店までの日記が面白い。
火星の庭の前野久美子さんの本を思い出しますな。*2
野崎正幸さんの日記も面白かった。文中、
読んでいる本のことが書いてあって、
そこにぐっとつかまれた。
本屋さんのことについての本だから、
個別の本についてはあまり言及がなかったのだけど、
ここできゅっと、ピントが合って、釣り込まれた。
四方田犬彦『ハイスクール1968』(新潮社)
雑誌掲載時にあった矢作俊彦についての記述はすべて削除されている。しかし、その部分は目黒考二が『本の雑誌』の「笹塚日記」で大半を引用していたし、あれはそのまま本になるだろうから、また目に触れることになるのだろう。(p.179)
なんでも知ってるじゃん!と思った。
*2:前野久美子『ブックカフェのある街 (仙台文庫)』(メディアデザイン)