人と本とが出会う場所

common cafe(コモンカフェ)―人と人とが出会う場のつくりかた


休み明けが遅番なのは、助かる。
なんというか、エンジン温めてから走り出せるイメージ。
昨日のミシマ社さんでの気持ちよさを持続させるために、
どの本を持っていこうか迷っているうちに時間がなくなり、
今日は、読みかけのこいつだけを持って泣く泣く出発。


読了。
山納洋common cafe(コモンカフェ)―人と人とが出会う場のつくりかた』(西日本出版社


「自分軸と他人軸」の話、内沼さんの本*1にも
似たようなことが書いてあったっけ。


山納さんの本では「自分がやりたいこと」「他人が自分にやってほしいこと」の
二つに分けて考えるやり方。両者のギャップを埋めるためには、二つの方向がある。
「『自分がやりたいこと』を突き詰めて、それが他人に受け入れられるようにしてしまう」、
そのために必要なのは「実験のための場」。もう一つの方向は「『他人が自分にやってほしいこと』に
応えることに自分のやりがいを見出す」。こちらに必要なのは「問題解決能力」。

「自分がやりたいこと」とは何だったのかを一歩下がって考え、相手の要求が自分のやりたいことと矛盾しない点を見つけたり、相手の中でわだかまっている部分を見つけて、そこを解消する道を一緒に探したりする、という方法です。(p.131)


内沼さんの本では「お金をもらう仕事」と「お金をもらわない仕事」との、
二つに分けて考えるやり方が示されています。山納さんの言う、
「他人が自分にやってほしいこと」と「自分がやりたいこと」と、
それぞれ対応している感じですね。


内沼さんの本では、ここのところをじっくり丁寧に考えるプロセスを、
わかりやすく伴走してくれていますので、ぜひぜひご一読を。
(左側から読み始める、「仕事の未来をつくる本」の方です)
僕も、また読み直したくなってきた。


そうそう、読み終えたのでした、『コモンカフェ』。
山納さんの活動、非常に興味深い。またいろいろ、たどってみよう。
人と本とが出会う場のつくりかたのヒントが見つかるかもしれぬ。


寝る前に、妻とビートルズのジャケットの話になり、
いろいろと覚えていることを説明したりした。
妻は、デザインのすごさに興奮していた。
我がことのように嬉しい。なんだこりゃ。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
ザ・ビートルズ・クラブ『ビートルズの英語』(集英社インターナショナル
蜷川幸雄演劇ほど面白いものはない 非日常の世界へ (100年インタビュー)』(PHP研究所