踏みつぶせ、雪の玉!
ふと、頭の中に歌が流れて、追いかけるように、
iPod でさだまさしを探す。ライブアルバム*1から、
「前夜」「戦友会」を選んで、聴く。
車中のとも。
E.ケストナー、高橋健二『子どもと子どもの本のために (同時代ライブラリー (305))』(岩波書店)
自由のための戦いが反逆罪と呼ばれるようになるまで、待ってはなりません。雪の玉がなだれになってしまうまで、待ってはなりません。ころがる雪の玉を踏みつぶさなければなりません。なだれは、だれにも食いとめられません。なだれはすべてを埋めてしまった時、はじめて静止します。(p.149)
ナチスとの「闘い」を生き延びたケストナーのことば。
ぼくらの周りにも、ころがり始めた雪の玉は、ある。
二度と必ず、降ってはならない雪だけれど。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
東村アキコ『かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)』(集英社)
孫崎享『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)』(創元社)
益田ミリ『オレの宇宙はまだまだ遠い』(講談社)
『オレの宇宙はまだまだ遠い』
主人公は書店員の男性だそうな。気になる。