破天荒に襟を正す

計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話


携帯電話の電池が、いよいよだめだ。
昨日など、メール1本打つ前に息絶えた。
どうなっておるのだ。


2年を越えたので、例年だと機種変更に踏み切るのだが、
娘が生まれた前後のメールを失うのが惜しくて、
なかなか思い切れない。んんー、あれですかね、
皆さんはあまり、ケータイメールのログとかに、
未練はないんでしょうかね。


読了。
三島邦弘『計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話』(河出書房新社

起業を思いついたとき真っ先にご相談にあがったのが、内田樹先生のところでした。「出版社をつくろうと思います」という突然の申し出に対し、先生は、文字通り間髪おかず「それがいいと思います」と断言してくださいました。(p.257)


内田樹と相談できる間柄だった、というのが、
うらやましいアドバンテージですなぁ。
いや、その後のご苦労を思えば、
「羨ましい」なんて言っては、
罰が当たりそうですが。


なんというか、本に対するミシマ氏の真摯な態度に、
恥ずかしくないような書店員でありたい、と思います。
また、ときどき読み返すことにしよう。


車中のとも。
檀一雄青春放浪 (ちくま文庫)』(筑摩書房


この人もまた、むちゃくちゃな人ですなぁ。
まぁ、お金持ちだったんだろうな、と思ってしまうが、
それにしたって、この自由奔放さといったら。
自分が、何かの檻に閉じこもって、
ぶるぶると震えているように
思えてきますナ。