脳内電話帳には3件

めぐらし屋 (新潮文庫)


ケータイ(携帯電話)を家に置いてきてしまった。
帰宅の連絡をメールで出来ないが、まあ、仕方がない。
車中、ケータイに囚われる時間がなくなって、よい。
帰りのホームで公衆電話にて妻に帰るコール。


妻のケータイ番号を覚えているのは、
なんとなく誇らしい。これは、前の前の職場で、
PCのパスワードを頻繁に変更しなくてはならなくて、
手持ちの候補を使い果たして苦肉の策として、
妻の番号を採用したことの恩恵である。


自分が今、ソラで言える番号は、
自分と妻の携帯番号と、
実家の電話番号だ。


車中のとも。行き。
上村卓夫『書店ほどたのしい商売はない』(日本エディタースクール出版部


車中のとも。帰り。
堀江敏幸めぐらし屋 (新潮文庫)』(新潮社)


このひとの小説は、なんというか、
とてもいい。ちょっと集中力が必要でもあるのだが、
「よいしょっと」とページの奥へ視神経を引き込まれる感じが、
その後の読書進行形を心地よく整えてくれるようだ。


気になる新刊。
伊藤理佐おかあさんの扉 (オレンジページムック)』(オレンジページ
角田光代まひるの散歩 (ORANGEPAGE BOOKS)』(オレンジページ


たまたまなんだろうけど、気になる本をこうしてリストにすると、
同じ出版社であることが、ままある。