幸せの錯覚、沈黙の味

ケンブリッジ・サーカス (新潮文庫)


軽い二度寝
なんとか、娘のアジサイに水をやって、
急いで家を飛び出す。ゴミ捨てはパス。
「ひとり暮らし」で出るゴミなんぞ、
たかがしれている。


明日の休みについて、妄想が広がる。
だが、あまりがんばりすぎると、日常業務に響くしなぁ、
と、年相応の弱気が頭をもたげるので、なでてみる。
なぁ、なるようになるさ。


車中のとも。
宇田智子『市場のことば、本の声』(晶文社


「瓶を放る」良かった。
その良さを上書きしたくなくて、次に進まず本を閉じる。
どんどん読んじゃうときもあるのにね。文章をつづる宇田さんを思う。
瓶を受け取ったような気になっているけれど、錯覚のような気もする。
この手の中にある緑の本は、本当に、あなたからの便りなのですか。


久しぶりの2分乗換え。少し不安ではあったが、
無事にホームにたどり着いた。乗り換えたら、
我慢できず、もう少し読み進む。


購入。
柴田元幸ケンブリッジ・サーカス (新潮文庫)』(新潮社)
堀江敏幸その姿の消し方 (新潮文庫)』(新潮社)
城戸久枝『あの戦争から遠く離れて: 私につながる歴史をたどる旅 (新潮文庫)』(新潮社)


二夜連続のベーコンエッグを食べていたら、
妻から電話がかかってきた。と思いきや、
向こうの声は3歳児のようだった。
気のせいか、成長しているようだ。
たかが1週間足らずの間に?


続いて7歳児が出てきて、ようやく妻と話せた。
思っていたよりもテンションが低く、楽しんでいるのか、
ちょっと心配にもなったが、まぁ、子連れ旅なんて、
それほど気楽なものでもあるまい。かえって、
こっちの気楽さを咎められかねないので、
必死に島の良さを聞き出そうと汗をかく。