遊び方にマニュアルは要らない

芸術新潮 2012年 04月号 [雑誌]


今日は、寝坊しませんでした。
ふう。


車中のとも。
平川克美小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ』(ミシマ社)

 わたしが口を極めて、ビジネス書や経済書は読むに値しない、つまらないものばかりだと言っているのは、それらの書の多くが、問題を単純化し、結論を急ぐあまり問題の所在をひとつの原因に還元することで問題解決の方針を導き出そうとしているというところにありました。これをリニア(単線的)な思考法と言っても同じです。つまり、現在の姿を描き出すために、過去の事例を探り、そのなかに現在を構成する原因を見つけ出してゆくという思考法そのものが、ほとんどほら話の類にしか思えないということなのです。
 そこにあるのは、意思したことはそのまま実現するものであり、実現しないのはその意思が間違っていたか、あるいは意思に対する信仰心の強度が足りないからだというような人間観や、社会観です。
 しかし、残念ながら人間の社会は、そのようにはできていない。(p.120-121)


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
芸術新潮 2012年 04月号 [雑誌]』(新潮社)
小説 野性時代 第101号 KADOKAWA文芸MOOK 62332‐04 (KADOKAWA文芸MOOK 103)』(角川書店(角川グループパブリッシング)


芸術新潮 2012年 04月号』
大特集、として、「大友克洋の衝撃」です。
描きおろしSF短編掲載。


『小説 野性時代 第101号 4月号』
特集は、「作家&言葉のプロに訊く 【辞書】の読み方・遊び方」
これはまさに、わたしが今、気になっているトピック!
と思って即買おうかとも思ったのだが、ふと冷静になり、
ぱらぱらしてみた。


うーん、特集タイトルはとても面白そうなのだが、
なんとなく、表層的というか、ぐっとこなかった。
こないだツイッターでも書いたけれど、国語辞典や
類語辞典の愉しみ方、遊び方の載っている本を読みたい。


岩波ジュニア新書かちくまプリマー新書あたりで、
ないものかしらねぇ。


時間を見つけて、実際に、図書館で辞書と戯れるのが、
理想の遊び方なんだろうなぁ。


追記:
飯間浩明さん:国語辞典入門 という記事を発見。*1


その他、「国語辞典 マニア」などと検索してみた。
気になった本。
武藤康史国語辞典の名語釈 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房