新しい人、新しい古本屋

あなはほるもの おっこちるとこ―ちいちゃいこどもたちのせつめい (岩波の子どもの本)


妻のお気に入りの店、鎌倉スワニーを訪問。
その本館と新館との間の、真新しいビルの2階に、
「books moblo 9.1 open」という文字を発見。
books moblo *1という、
新しい古本屋さんが開店したばかりらしい。


妻と娘@ベビーカーを階下に残して、ちょっとだけ、
行ってきます、とお店に突入。挨拶もそこそこに、
一番手前の棚のフリーペーパースペースから拝見。
books moblo のショップカードを探していると、
店のポストカードを発見した。一安心。


商品の棚へ目を転じると、英語・日本語の絵本が目につく。
通常棚の下のほうに、重ねて置いてあったりする。
棚は、いわゆるジャンル別の並べ方ではなく、
「知的なヨーロッパ」「秋の夜長に」「頭にいつも栄養を」
など、テーマっぽい見出しと共に本が並べてある。


手塚治のマンガや村上春樹の単行本など、
手に取りやすい本もけっこうある。あるのだが、
「こんな本、あったの?」という本もけっこうある。
鼻息を荒くしていると、妻が娘を抱いて店へやってきた。


購入。books moblo。
日本の童画〈第10巻〉長新太.和田誠.上野紀子 (1981年)』(第一法規出版
ルース・クラウス、モーリス・センダック、わたなべしげお『あなはほるもの おっこちるとこ―ちいちゃいこどもたちのせつめい (岩波の子どもの本)』(岩波書店


古道具屋に置いてありそうなレジスターの、
キャシャーン」という音もすてきでした。
開店祝いのお花、お父様からのメッセージもすてき。


鎌倉に出来た新しい本屋さん、ぜひとも、
どんどんいい本屋さんになっていって欲しい。
古本屋ツアー・イン・ジャパンさん*2に探訪記もお願いしたいところですね。


読了。
松田道雄私は赤ちゃん (岩波新書)』(岩波書店


赤ちゃんの独白で進むなんとも不思議な本。
どうして欲しいか、どうして欲しくないのか、
ということがパパやママやお医者さんに全然伝わらず、
ハラハラしまくり。ママの長姉や代診先生などの登場に、
ホッとさせられます。いやー、赤ちゃんて大変ね。

私がから党であるというパパの説をママはかんたんには信じてくれなかった。(p.48)