本屋へのとびら

「三十歳までなんか生きるな」と思っていた


寝坊して、慌てて出かける。自転車を、
図書館用のスペースに置かせてもらう。(ごめんね)


車中のとも。
保坂和志「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』(草思社

世界と自分のことに答えなんかない。物事に答えがあると思うのは、未来を固定したものとして考える以上の単純化だ。大事なことには答えがなく、ただ考えるという行為や意志しかない。(p.32-33)


この世界には時間がかかることがある。そしてその時間を短縮することはできない。(p.102)


なんというか、この口ぶりに勇気づけられる。
それにしても、電車で本を読むという至福。


ふと、去年の日記*1を見てみたら、保坂和志の、
『書きあぐねている人のための小説入門』*2を読んでいて、
「断定口調で切り取られた世界観が、押し付けがましくて少々閉口」
とある。いまや、その断定口調に勇気づけられている。
・・・弱っているのか、俺?



購入。ブックファースト渋谷文化村通り店。
ウォルター・アイザックソン、井口耕二『スティーブ・ジョブズ I』(講談社
滝岡幸子『はじめよう!移動販売 (DO BOOKS)』(同文舘出版)
喜多村拓『古本屋開業入門―古本商売ウラオモテ』(燃焼社)


スティーブ・ジョブズ I』三軒茶屋の本屋では、
売り切れていた。無い、となると欲しくなる悲しい性。
移動販売の本と、古本屋開業の本を買って、
移動古書店でもやるつもりかね、とりさん。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
御立尚資変化の時代、変わる力―続・経営思考の「補助線」』(日本経済新聞出版社
宮崎駿本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)』(岩波書店
原研哉日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)』(岩波書店
沢木耕太郎ポーカー・フェース』(新潮社)
南條竹則ドリトル先生の世界』(国書刊行会
中島俊郎オックスフォード古書修行―書物が語るイギリス文化史』(エヌティティ出版NTT出版
ジェフ・ダイヤー、村上春樹バット・ビューティフル』(新潮社)



『本へのとびら』岩波少年文庫のおすすめを紹介する本。
最初の三分の一くらいのページの紙が、わざと
黄色っぽく変色させている?気になる!
『日本のデザイン』ハラケンさんの新書、
『デザインのデザイン』*3の続編的位置づけか。
気になる。


帰りに、図書館に寄って新聞の書評欄を見る。
これが気になった。


森岡督行、平野太呂『写真集―誰かに贈りたくなる108冊 (コロナ・ブックス)』(平凡社
森岡督行さんは、茅場町にある森岡書店の。*4