同じ景色を見ていたか

本を開いて、あの頃へ


読了。ゆうべ。
堀部篤史本を開いて、あの頃へ』(mille books/サンクチュアリ出版)
後半、漫画論、雑誌論が続いて興味深い。
「ジン」という言葉が、わからない。

雑誌から得た雑音だらけの知識で出来上がった人間は、雑誌の持つ効率の悪さや、混沌にこそ滋養があることを知っているはずだ。未知の世界への扉を開くのは決して検索エンジンではなく、雑誌のページを捲る指だということを。(p.139)


堀部さんの文章をもっと読みたいと思う。
そして、堀部さんと語り合えるだけの、
きちんとものが見えているひとでありたい。
僕に見えている景色をきちんと見ておかなくては、
と思う。