河合から山田へのリレー。
車中のとも。
河合隼雄、安部公房、白洲正子、山田太一、谷川俊太郎ほか
『こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)』(新潮社)
対談前に少し長めのまえがきのような。読書について、語り合うことについて。
これがなかなかに面白い。興が乗ったところで対談に突入。
一人目は山田太一。面白い。山本周五郎賞の第一回目は、
山田太一が取ってたんですねぇ。知らなかったヨ。
今の日本人は生々しい現実とかかわらなくても生きていける。たとえば、戦後満州から引き揚げてくるときなどは、現実把握がちゃんとしていなければ生き残れないようなところがありますが、今は現実の把握がかなりいい加減でも生きていける。そのために現実観がいろんな水準で飛びかっているけれども、実はどの現実観も、口にする人が実は自信が持てないし、自分を安っぽいと感じている。だから、本当にすごい人や事柄が出てくると、自分の感情の安っぽさにこたえてしまう。われわれはなにか現実的に生きてない、安っぽく生きているという思いがしている。(p.28)
購入。
『散歩の達人 2007年 09月号 [雑誌]』(交通新聞社)
『日経ビジネス Associe (アソシエ) 2007年 9/4号 [雑誌]』(日経BP出版センター)
『日経ビジネス Associe』特集は、「前倒し仕事術」「レバレッジ仕事術」。
購入。近所の古本屋さん。
山田太一『遠くの声を捜して (新潮文庫)』(新潮社)
はい、『こころの声を聴く』で紹介されていたのを見つけて、
最初の数ページを読んでたら、ちょっと面白くて買っちゃいました。
けっこう持ってるけどほとんど未読なんだな、山田太一は。