緊急事態宣言。

tori8102007-05-08


緊急事態宣言。
いま、自分は、緊急事態であるので、
すべての道草をくまなくふみつぶすべく、
ゆっくりとページをめくることを自らに課す。


気になる新刊。
レイモンド・カーヴァー村上春樹ファイアズ(炎) (村上春樹翻訳ライブラリー)』(中央公論新社
ダニエル・ペナック、末松氷海子『片目のオオカミ (白水uブックス)』(白水社Uブックス)
岩間輝生『ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス』(筑摩書房
米長邦雄六十歳以後―植福の生き方』(海竜社)
梅田望夫茂木健一郎フューチャリスト宣言 (ちくま新書)』(ちくま新書


宮沢章夫牛への道 (新潮文庫)』(新潮文庫)をひろい読みしているとき、
唐突に、「緊急事態宣言をしたほうがいいのではないか」と思った。
なんというか、いま、自分の身が、身の上が、肉体が、精神が、
もろもろが、モロ師岡、緊急事態なんではないかと、感じた。


改札を抜け、家路への第十五歩くらいを踏み込んだときは、
「本を読まねばならないのではないか」と思った。
そういえばあの瞬間も、気持ちは引き締まっていた。
なんというか、「緊急事態」の顔つきだった。


いい忘れたが、モロ師岡は、関係ない。


自分に対してそうやって危機感をあおるのは、
初めてのことではない。だからといって、このまま、
むざむざとしあわせを見送るという手はないだろう。


抽象的になってきた。
抽象的になってきたよ。
抽象的って、なんだろう。


本を、読もう。
緊急事態だから。