春樹の白髪
腹が減っているんだか、具合が悪いんだか、
分からないけど胃のあたりがムカムカする。
えずいてみたり。エズラ・パウンドと浮かぶ。
そんなのかんけーねー。
歌い終わったとき、村上春樹の髪は真っ白になっていた。(p.128)
くふくふ笑いながら読み進めていった。
そして甘酸っぱいような幸せな結末に、
なぜか突然、具合が悪くなる。嫉妬か?
サクマさん、実在しないのに・・・。
かわいいな、ちくしょう。ほむらめ。
車中のとも。
村上春樹、安西水丸『村上朝日堂 (新潮文庫)』(新潮社)
どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかというのとだいたい同じだ。
(p.27)
書くために恋人を裏切った場合、出来上がった小説は、
誰を裏切ることになるんだろう。読者かな。作者かな。
どちらにせよ、哀しい小説になりそうですね。
髪が真っ白になるかもね。面白ければいいけどね。