部分が懐かしい、東京

バブル文化論―“ポスト戦後”としての一九八〇年代


車中のとも。
白鳥和也『スローサイクリング―自転車散歩と小さな旅のすすめ (平凡社新書)』(平凡社新書
池波正太郎新装版 鬼平犯科帳 (12) (文春文庫)』(文春文庫)


かわるがわる、読む。
『スローサイクリング』、やや文学的?な言い回しが、
多少気にならないでもないが、三好達治谷川俊太郎の詩を引用するなど、
ここまでがっつりポエムで攻めてくるのなら、よしとしよう。
都市を「部分」ととらえて論じるくだりは面白かった。


気になる新刊。
原宏之バブル文化論―“ポスト戦後”としての一九八〇年代』(慶応義塾大学出版会)
仲正昌樹ラディカリズムの果てに』(イプシロン出版企画
坂本善昭、喜多章『金沢の手仕事―やすらぎの美意識を訪ねて』(ラトルズ)
きちぼん』(ラトルズ)


『バブル文化論』の表紙の渋谷の写真がなんともいい。
たぶん僕は見ていない景色なのだが、懐かしい感じ。
得意の、他人の郷愁である。