いまはやんでいる、雨
車中のともは、これ。
ハービー・山口『女王陛下のロンドン (講談社文庫)』(講談社文庫)
ハービー・山口本2冊目なのだが、やはりいい。
少し感傷的な文章だけど、好きなんだからしょうがない。
数ページごとに現れる写真の鋭さが、バランスをとっているのかも。
p.50の男の子たちの写真が微笑ましい。
『日曜日の陽だまり』(求竜堂)では、
時間が前後しながらも通読することでなんとなく、
ハービー・山口のたどってきた人生が見渡せたのだが、
『女王陛下のロンドン』では、(まだとちゅうなんだけど)、
途中割愛で一挙に2年くらいたっていたりして、
いったいその間どうやって暮らしていたのか気になる。
これはけしてやな感じではなくて、スピード感があってよいのです。
まだp.78。