去年、京都の三月書房で購入した、
『酒はなめるように飲め/酒はいかに飲まれたか』(SURE)を、
読んだ。読み終えた。
北沢恒彦「酒はなめるように飲め」と山田稔「酒はいかに飲まれたか」とを、
それぞれ一冊の本にして、二冊セットで箱(?)入りで売っていた。
表紙の絵がすてき。誰の絵かは、表記されてない。
箱と、それぞれの本の扉にもある。


「酒はなめるように飲め」だけでも、とても良かったのだが、
その「酒はなめるように飲め」について山田稔が書き下ろした随筆、
「酒はいかに飲まれたか」に、縁によって深まる読書の醍醐味を教わる。
全然関係ないと思っていた北沢恒彦がどんどん近づいていく様子が、
実にスリリング。あ、これから読む人は、先に「酒はなめるように飲め」を、
お読みください。面白かった。


読書の縁、大事にしたいものだ。