曇天の下の性根はまがっているか

曇天記


子どもらは、祖父母に連れていかれた。
前向きシートの急行にて、大阪へ。
ガラケーをいじっていたら、妻が、
単行本を開いた。負けた気分。
ひと通りTLをさかのぼって、
ようやくこちらも本をば。


車中のとも。
鎌田浩毅『理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書)』(中央公論新社

読んでも意味の通じない文章は書いた人が悪い、と考えて差し支えない。読むに値しない文章から早く離れるのが一番大切なことである。(p.26)


読んでも意味の通じないまえがきにも負けず、ここまで読んできました。
いや、面白いッスよ、鎌田先生。


天王寺
一直線にスタンダードブックストアへ向かい、
まずは食事。「"おじさん"のオムライス」を注文。忘れられたのか、
「おせんべい」はもらえなかった。もらえるはずのノベルティについて、
「もらえませんでした」と申し出るのが苦手なので、「言わずにツイートしよう」、
と妻に言ったら、「感じ悪い、やめとけ」と言われたのでツイートしなかった。
確かに、『それならその場で言ってくださいよー』というスタッフさんの、
心の叫びが聞こえてきそうだ。僕がスタッフでも叫ぶ。なので、
ツイートはしなかった。ツイートしなかったが、ここに書いた。
いや、べつにおせんべい欲しかったわけでもないから、
いいの。欲しかったら言うし。じゃ、なぜに書くのか。


根性がまがっているからかな。


食事を終え、ふらふらと本屋ゾーンに行くと、北村さんが棚替え作業をしていた。
なんやかやと話をしていたら、「そろそろ行くよ」というメール。お邪魔しました。


購入。スタンダードブックストアあべの。
堀江敏幸曇天記』(都市出版


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
Q.B.B.久住昌之久住卓也古本屋台 (書籍扱いコミック)』(集英社
山田太一夕暮れの時間に (河出文庫)』(河出書房新社
キャサリン・グラハム、小野善邦『ペンタゴン・ペーパーズ 「キャサリン・グラハム わが人生」より』(CCCメディアハウス)
コルム・トビーン、栩木伸明『ノーラ・ウェブスター (新潮クレスト・ブックス)』(新潮社)



笑福亭たまの阿倍野独演会を聞きに行く。
まさかの3時間公演。たくさん笑った。