慌ただしく燃え尽きる月曜
出がけに、何となく心細さを感じ、
部屋へ入ってちばさと先生の新書*1を取り、
コートのポケットに忍ばせた。
送品表。
今日から、今までとちょっと違う書式。
使いにくい。慣れるしかない。変化に弱い。
いい加減に面数を数えて、すぐに文庫を取り出した。
車中のとも。
夏目漱石『それから (新潮文庫)』(新潮社)
代助の頭痛が伝染ったか、なんとなく、
一日中、頭が痛いような日であった。
あれもこれもせねばならぬと思いながら、
どれもこれも取りこぼしてつるべ落としに日は暮れて。
ちばさと先生の本は、ついに取り出さないまま帰宅した。