向上心のないとりも飛べるか

Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2018年1月号 [生き方を変える本。]


今朝もぎりぎりの起床。
懸命な小走りで、なんとか目当ての電車に乗れた。
そうして、頭の中にぽわんと、し残した仕事が浮かんだ。
あぁ、土曜日にあれをし忘れていた。やばいやばい。


上司に、はっぱをかけられる。
それは、あくまでも叱責などではなく、
今後の、こういう方向でがんばってくれよ、
といった、激励に近いものでもあったといえよう。


けれども、夕方、版元営業さんに、
「顔色悪いですよ、だいぶお疲れですか」と声を掛けられたのは、
おそらく、朝方に上司に言われたことが知らず知らず、
重圧となって顔に表れていたからであろう。


もろい。
もろすぎる。


購入。
Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2018年1月号 [生き方を変える本。]』(マガジンハウス)
母の友 2018年1月号 特集「家族のアルバム」』(福音館書店


生き方を、変えたいわけではないんです。


建物の外に出ると、寒風が吹きすさんでいた。
おお、寒い。これぞ、12月。駅まで小走り。


車中のとも。
千葉聡『短歌は最強アイテム――高校生活の悩みに効きます (岩波ジュニア新書)』(岩波書店

授業でも、部活や委員会でも、何の接点もない教員に、こんなふうに話しかけるには、かなりの勇気がいる。彼女は勇気を振り絞って、ひとことを告げてくれた。やや上気した頬を見せると、その子は、さっと生徒たちの中に戻っていった。(p.26)


東直子のさよならの歌、どういう状況なのかなぁ。
「ひさしぶりのさよならですね」ということばには、喜びを感じる。
そうして、「カシスドロップの歌、良かったです」ときた。


やすやすと「最強アイテム」を使いこなしているようにも読めるけれど、
ぼくはふとあの、「キモいのが仕事」の件を思い出して、身震いした。
そんなに簡単なゲームじゃないんだ。でも、そこに短歌はあった。


でもそこに、本屋はあった。
と、いつか振り返るときも来るだろう。


購入。啓林堂書店奈良店。
田口久美子『増補 書店不屈宣言 (ちくま文庫)』(筑摩書房
岡崎武志古本で見る昭和の生活 (ちくま文庫)』(筑摩書房


気になる新刊。
出久根育チェコの十二ヵ月―おとぎの国に暮らす』(理論社
小泉今日子小泉放談 (宝島社文庫)』(宝島社)