初読の罠、繰り返す夏

TLさかのぼるときにもそれなりの快感を覚えているけれど、
本をぐいぐいと読み進めていくときの快感は、やはり特別なものだな。
これって精神的なことにとどまらず、肉体的な快感でもあるような気がする。
主に首から上ではあるが、どうしようもなく興奮するようなときには全身運動にもなる。


購入。
長江貴士『書店員X - 「常識」に殺されない生き方 (中公新書ラクレ)』(中央公論新社
舟崎靖子もりのゆうびんきょく (もりはおもしろランド( 1))』(偕成社


『もりのゆうびんきょく』、こないだ電話で問い合わせがあって、
表紙を見たときになんか引っかかった本。なんだっけね、これ。
もしかして、むかし、持ってなかったっけ、これ。
大人になってから、たぶん一度も思い出してない。
たまたまその電話を僕がとったから再会できた。
自分の分を取り寄せて、買いました。


車中のとも。
木村俊介『漫画編集者』(フィルムアート社)


6章を読んだ。もう読み終わるな。


子どもらを迎えに行くとき、
蝉が鳴いているのを聞いた。
夏、来たな。梅雨なのに。


読了。
木村俊介『漫画編集者』(フィルムアート社)


「おわりに」の、締めのことば、清々しい。
「次の新しい一連のインタビュー」を楽しみに、
いったん、木村さんの著作から離れよう。また近いうちに。
(『調理場という戦場』*1は棚にある)


そうして、次は、長江貴士『書店員X』(中公新書ラクレ*2
「まえがき」を読んだ。文庫Xのざっくりとした振り返りから、
「自由」の話へ。んー、いったいどういう本なのだ。


「文庫X」を元から知っていた私は、順番通り読むことをオススメされているのだけれど、
第四章から先に読む方も気になる!初読は一度しかない。どっちの順番で読むか。
どっちかしか、選べない。なんて罪な煽りをまえがきに仕掛けてくるんだ!


これは「普通」にしか生きられなかった僕が、
いらないと言われてもなお石を投げずに「逃げる人」を祝福できるか、
という挑戦になるね。とりあえず、目次を読む。第一章だけで一冊になりそう。
方針が決められないまま、いたずらに時間が過ぎていく。
世田谷ピンポンズ聞きながら皿を洗おうかと思ったが、
そのまま眠ってしまった。