書店員Xと古書店員Yの二次関数

書店員X - 「常識」に殺されない生き方 (中公新書ラクレ)


妻、仕事。子どもら保育園。
俺、洗濯。PCで飯間さんの声を聴いている*1
検索サイトの歴史みたいのを話している。


確かにGoogle出てきたとき、「なにこれ、ちょー便利!」
ってなったの覚えてる。あれから20年近く経っているのか。


みつばち古書部の店番のとき、何をするか、というのを、
なんとなくいつも考えている。本を読もうかとも思っていたが、
手紙を書くのもいいな、と思いついた。マザキ氏だったか誰かが、
『本を読んでいるひとには話しかけにくい』とコメントしているのを見て、
たしかに、それはそうだろうな、と思ったのだ。なかなか、
こちらからお客さんには話しかけられなそうではあるが、
お客さんとことばを交わしたいとは思っているのだ。
ならば、こちらがノーガードでいるしかないでしょ。


手紙を書いているひとと、
本を読んでいるひとと、
どちらが話しかけやすいか。
あんまし、変わんないか。


もっといろいろしたかったけど、洗濯物を干して、
書きかけのとり本屋シモキタ編に少し加筆しただけで時間。
駅でサンドイッチをほおばってから、ホームにおりてゆき、
先週と同じ11:33の快速急行に乗る。今日は、前向きシート!
イェス!旅情!あれ、先週も前向きシートだったか。どうだったか。
休配日、送品表チェックがない通勤電車、本を読もうとも思ったけど、
右手に流れていく車窓に目をとらわれ、iPod を取りいだす。


車中のとも。
世田谷ピンポンズ『僕は持て余した大きなそれを、』(キャッチ&リリース)


ゆうべ洗い物をさぼったせいで聞けなかったこれを聞き始めたら、
旅情がどんどん膨らんできて、胸がはりさけそうです。
『書店員X』の読みだす順序を決めきれていない。
そのまま、ぼんやりと考え事を続けてしまう。

 
みつばち古書部に、世田谷ピンポンズを流すのもいいよなあ。
前に心斎橋にあるApple路面店で、僕の使ってるiPodは古くてスピーカーおいてない言われた。
ネットで買えば、買えるのかなー。第2世代、iPod nano 赤いやつ。


乗り換えのために少し歩いたりガラケーを閉じたりすることで、
気分が変わって本に手が伸びたりする。僕にとっては、10分くらいあれば、
読書タイムの1ユニットにカウントできるような気がしている。


車中のとも。
長江貴士『書店員X - 「常識」に殺されない生き方 (中公新書ラクレ)』(中公新書ラクレ

しかしこの企画にとって何よりも重要だったのは、『殺人犯はそこにいる』という作品を覆面で売った、という点なのだ。(p.35)


けっきょく、ふつうに前から読みだした。
面白い。

*1:カルチャーラジオ 文学の世界「国語辞典のゆくえ」:http://www4.nhk.or.jp/P1929/