いつかの書店員へ

尾道坂道書店事件簿


今日はもう、モバツイがない生活。
電車に乗って送品表をチェックして、
ついうっかり携帯に手を伸ばして苦笑い。


車中のとも。
児玉憲宗『尾道坂道書店事件簿』(本の雑誌社


すさまじい闘病生活に、ことばを失う。
そして、生還。「歩けないくらいで他の人には負けない」という。
はい、「歩けるくらいでは児玉さんには勝てない」と思う。
何かひとつでも、児玉さんに勝てることがあるだろうか。


まぁ、書店員同士で勝ち負けを競っても意味がないけどね。
僕にもできることを、しましょう。レジをひとつ、守るとか。
担当ジャンルの商品を配架するとか。
そうして、「本屋」をつないでいく。
いつかの書店員へつないでいく。


今日もおかげさまで、師走の忙しさ。ありがたい。
忙しさを呪ってはいけない、と自分に言い聞かせ。


18時過ぎに退勤。
急いで帰る。ケータイを触らず、
すぐに本にもぐりこむ。


読了。
児玉憲宗『尾道坂道書店事件簿』(本の雑誌社

子どもたちの楽しそうな表情を見るために、絵本の読み聞かせ会を開くのである。(p.224)


今月は、売場の混雑もあって読み聞かせはやらないのだが、
来月は、また、読み聞かせ会を開くことができるだろう。
子どもたちの楽しそうな表情を、見たい。