ふられても悪くない日

朝、出勤すると同僚が先に来ていてちょっと驚いた。
雑誌の入荷はそれほど多くなく、棚移動の作業も早めに進めることができた。
今日は遅くなるかも、と思っていたが、案外、早く退勤できた。


車中のとも。
村上春樹村上春樹 雑文集 (新潮文庫)』(新潮社)

何をやってもうまくいかない。どれだけ頭をひねっても、良い考えは浮かんでこない。どっちに進んでいけばいいのかもわからない。自分がからっぽみたいに思える。そういう時期はたぶん誰の人生にも、多かれ少なかれあるのではないだろうか。ジョン・レノンの人生にもそういう時期があった。僕の人生にだってもちろん何度かあった。二十歳前後の日々がとりわけそうだった。(p.227)


朝は降っていなかったが、帰りには、
傘を差さずには帰れないほどの雨。
折り畳み傘を使って、帰った。


今日は、悪くない日だった。
ぜんぜん悪くない。