それでも、本屋さんにゆく。

うずまき猫のみつけかた


気になる新刊。
村上春樹うずまき猫のみつけかた』(新潮社)
村上春樹雨天炎天』(新潮社)
村上春樹辺境・近境』(新潮社)
エンリーケ・ビラ=マタス木村榮一バートルビーと仲間たち』(新潮社)
鴻上尚史僕たちの好きだった革命』(角川学芸出版


村上春樹の旅のエッセイが、三冊同時に新装。
うーん、新潮社と村上春樹、すごい連発だな。


車中のとも。
佐藤可士和佐藤可士和の超整理術』(日本経済新聞出版社
整理がしたいんだよ。


購入。
堀内浩二『リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]』(ゴマブックス
松岡正剛物語編集力』(ダイヤモンド社


長らく勤めていたバイトを辞めました。
何を隠そう、本屋さんでした。


本屋さんとして日記を書くことも出来たのですが、
自分の好き勝手な文章を書きたかったし、
特定の出版社や本を推薦すると問題かもなー、と思い、
あくまで「読者・お客」として、本や本屋さんについて、
書いてまいりました。


きっかけは、なんだったんだろう。
青山ブックセンターの倒産、というショックが、
ひとつのきっかけだったのかな。2004年のことです。


自分の好きな本屋さんという場所が、
なんとか元気で続いてもらいたい、そのためになにか、
ちからになれやしませんか、というような。


ぼくがネットに書き散らすことで、
ぼくの知ってる本のなにかを書き散らすことで、
だれかがどこかの本屋さんで、「あ、この本しってる」って、
手にとってくれたらうれしいなぁ、って。


そんな気持ちで続けてまいりました。


本屋さんも商売ですから、売れなさそうな本は、
棚にも並ばずに返品してしまうこともしばしば。
ぼくが気になった本がその日のうちに返品されていると、
寂しい気持ちになったものです。


だからせめて、ここで取り上げたらだれかが。
そんな気持ちで続けてまいりました。


ここには、本屋さんであるぼくの気持ちはほとんど、
書き記していないつもりです。本屋さんでがんばって働くことは、
ここでの「活動」とは別のもの。もうひとりのぼくが働く本屋を、
「とり」が叱咤激励する、みたいな感じでした。


そのかたわれが、今日、本屋さんを辞めました。
この先、どんな風になっていくのか、ぜんぜんわからん。
まったく変わらない、ってことはないと思いますが、
これからも好き勝手本のこと、本屋さんのことを書いていきたいです。


どうか、どうか全国の書店員のみなさん、
(ぼくの好きな)本屋さんを、すてきなものにしていってください。
遊びに行きます。


つづく。