冊子を買いに(子連れ京都編)
毛布やYシャツなどを洗濯し、今日の任務が完了。
期待値を思いっきり下げて、いざ子連れ京都。
先日の、途中呼び戻しの教訓を活かし、
何が起きても後悔しないための、
臆病者作戦。
ぎりぎり午前中に国際会館行きに乗り込んで、
いつの間にかベビーカーで眠り込んだ娘に感謝しつつ、
ツイートを追う。今日は松ヶ崎ひとつ前、北山で降りる。
進々堂北山店で、『Storyville 旅と旅行』*1を無事に入手。
もう一度、地下鉄に乗って、松ヶ崎へ。
近くのドラッグストアでトイレを借りてから、
いざ、恵文社一乗寺店。ベビーカーで店を回るのは、
ほんと、迷惑でごめんなさいなので、人がいないところを見つけては、
ささーっと見る。さまざまなツイートで気になっていた本が、あちこちに置いてある。
初めて見る本も、いくつもある。ついつい手を伸ばして、とりあえず触っておく。
眠り込んだこどもを乗せたベビーカーを発見。おお、同士!
かなりおとなしくしてくれていたが、しばらくして、
「だっこ」という声が聞こえだしたので、精算。
購入。恵文社一乗寺店。
『みすず 2014年 02月号 [雑誌]』(みすず書房)
『BOOK5 no.11』(トマソン社)
『ぽかん別冊 昨日の眺め』(ぽかん編集室)
『みすず 2014年1・2月合併号(読書アンケート特集)』
『BOOK5 no.11』特集「私たちは今日も、片岡義男を読む」
ようやく入手。この2冊、奈良でも買えたなら。
いや、まぁ、恵文社まで来る口実になりました。
『昨日の眺め』は、オカタケ師匠の日記で気になっていたもの。*2
「過不足なく、少人数に届けば、そこに世界が生まれる。」という師匠の言葉が、
ぐっとくる。受け取ったからには、きちんと世界を生まなきゃなぁ。なんて。
冊子の成り立ちはこちらから:http://pokan00.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
これを店頭で手にすることができただけで、京都まで来た甲斐があった。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
黒岩比佐子『忘れえぬ声を聴く』(幻戯書房)
東直子、佐藤弓生、石川美南『怪談短歌入門 怖いお話、うたいましょう (幽BOOKS)』(メディアファクトリー)
柴田元幸『MONKEY Vol.2 ◆ 猿の一ダース(柴田元幸責任編集)』(スイッチパブリッシング)
長嶋有『祝福 (河出文庫)』(河出書房新社)
小沼丹『珈琲挽き (講談社文芸文庫)』(講談社)
シュート・アロー、和田誠『昭和・東京・ジャズ喫茶 昭和JAZZ文化考現学』(DU BOOKS)
堀江敏幸『戸惑う窓』(中央公論新社)
池谷裕二『自分では気づかない、ココロの盲点』(朝日出版社)
ポール・オースター、柴田元幸『写字室の旅』(新潮社)
あ、そういえば、村上龍と村上春樹の、『ウォーク・ドント・ラン』、
売ってましたよ。4千円くらいだったかな。実物見るの、2回目。
1回目は、一箱古本市で、夏葉社さんの箱から買ったときの*3。
そういえばあの時、島田社長から買ったのだった。思い出。
高野のミスドで娘と一息ついて、少し古いでっか字まっぷをめくる。
ここから松ヶ崎まで戻るのは、ちょっとしんどい。同じ距離で、
百万遍まで行けるのではないかしら。百万遍まで行ったら、
善行堂まで行きたいよなぁ。でも自転車のときでさえ、
百万遍の交差点からけっこう遠く感じたよなぁ。
とぶつぶつ考えながら、とりあえず散歩がてら、と、
娘を歩かせて隣りでベビーカーを押す。百万遍まで来ても、
わりあいご機嫌だったので、えい!と娘をベビーカーへ押し込み、
小走りで東へ、汗をかきかき、善行堂へ飛び込んだ。
おぉ、今日は善行さん、いらっしゃった。
ひげが、ステキだ。いつの間に。
緊張してだまりこむ娘を優しくだっこしてくれた善行さん。
わずかな時間ではありましたが、お話できて良かった。
一冊も買えませんでしたが、なにとぞご容赦ください。
次は、必ず。
臆病者が、結局、ベビーカーを走らす強行軍。
さまざまな場所で、いろいろとご迷惑をおかけしました。
おかげさまで、いい休日でございました。
「すてきな古本娘に育つのじゃぞ」という、
架空の古本神の声が聞こえた。(フィクション)