本の足音

本の音 (中公文庫)


ゆうべ、東京から母が遊びに来た。
妻と娘と母を残して、仕事にゆく。
今朝の電車は久しぶりに前向き座席だった。
これ、なんか旅気分になって嬉しいのよね。


とかいいつつ、本を読んでしまうのだが。
今朝も緑がまぶしい。平城宮跡地に挨拶して、
ページに目を落とす。


車中のとも。
築山節『脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)』(日本放送出版協会


気になる新刊。
奥野宣之『「処方せん」的読書術 心を強くする読み方、選び方、使い方 (oneテーマ21)』(角川書店(角川グループパブリッシング)


購入。
堀江敏幸本の音 (中公文庫)』(中央公論新社
山村修“狐”が選んだ入門書 (ちくま文庫)』(筑摩書房


「本の音」って、つづめたら“本音”だね、って思ったら、
あとがきにて言及されていた。確信犯だったかー。

読み終えた一冊一冊から響いてきたさまざまな音を記録しておく――、そんな意味をこめて、タイトルは「本の音」とした。読書ノートのたぐいをつける習慣のない私にとって、本書はいずれ貴重な「本ノオト」になってくれるだろう。「の」をはずした「本音」も聞き取っていただければ幸いである。(p.258)


帰り道、寒さに震えて小走りになる。
家が見えてきたら、娘に会いたくて走っている気分になる。
行動が気持ちをかたちづくる。