ちょんちょこりんまであと一歩!

国語辞典の名語釈 (ちくま学芸文庫)


本日は、とても忙しかった。
帰る時間が過ぎても仕事が終わらず、
挙句の果てにレジに立って接客していたら、
センパイ二人がダッシュで僕の両脇から滑り込み、
お客さんを奪ってしまった。嬉しくて目頭を熱くした。


なんと言うか、いろいろ現場は過酷でありますが、
一緒に働いているヒトと「大変ですね、ニヤリ」という、
連帯感みたいのを感じることが出来たら、もはやそれは、
スポーツに近い爽快感すら発生するんじゃなかろうか。


読了。
武藤康史国語辞典の名語釈 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房

「ちょんちょりん」に「チョンチョコピイ」――「ちょんちょこりん」まであと一歩なのだが……。(p.178)


これは、『新明解国語辞典』には用例が載っていて、
日本国語大辞典』には用例が載っていない、という話の流れから、
実際の使用例を見てみたい、という「ちょんちょこりん」のはなし。
大真面目なムトウ氏の嘆息に思わずニヤリとしてしまう。


いやぁ、国語辞典話、堪能しました。
国語辞典の編集者の話も面白そう。
晩鮭亭さん(id:vanjacketei)にも、ツイッターで教えていただきましたが、
『明解物語』とか、読んでみたくなりました。


気になった本。
松井栄一『出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡』(小学館
柴田武武藤康史明解物語』(三省堂